刀語 第12話「炎刀・銃」

こ、これで終わりかー。なんとも後味の悪いエンディングで・・・。

右衛門左衛門に撃たれたとがめと七花が最後の会話を交わす。さすが1時間取ってるだけあって、見せてくれます。今までの何気ない会話のような冗長さを持ちながら、少しずつ高まっていくお互いの感情がたまりませんね。目的を果たせず、道半ばで命を落としたとがめ。命を懸けて集めた変体刀は折られ、歴史の改ざんも失敗し、何一つ報われることのないとがめの一生。それでも、父の苦手意識を乗り越え、七花に人間らしい心を持たせ、自らもまた変わろうとしていたとがめは、幸せだったんだと思いたいよね。

そして七花は、尾張城へと乗り込んでいく。今まで禁止されていた「面倒だ」の口癖、刀を折らないという制約、そして自分を傷つけないというとがめとの約束を全て放棄した七花は、まさしく「虚刀・鑢」としての「完了」を遂げたのかもしれません。今まで集めた刀をバンバン折っていくシーンは悲しい戦いでしたが、純粋にカタルシスでもありましたね・・・。

ラストはなんと否定姫ちゃんと全国行脚とか!死を覚悟した七花に感動していた矢先にこれとは!リア充爆発しろ!髪を切った否定姫はかわいくて全てを許しそうになるけど、七花とくっつくなんて未来は否定したいですよ!

とがめが亡くなったこともあってか、今回は否定姫が大活躍でしたね。右衛門左衛門に命令するシーンはゾクゾク来てしまった。俺も戸松遥ちゃんに冷徹な声で命令されたい。