タユタマ-kiss on my deity- 第05話「すれ違いの雨」

アメリと裕理とましろの三角関係。普通は仲良くケンカして・・・なドタバタラブコメになるはずなのに、こんなにドロドロしてしまうとは・・・。こうなる予感がしてたから、何となく見れなくて溜め込んでしまったのですよ。

「どこがいいの、あんな化け物!」
「あんた、あの化け物に同情してるだけじゃない!!」

すぐに癇癪おこすし、ましろを化け物呼ばわりするし、アメリはとにかく嫌われるように描かれてる。でもさ、アメリの立場で考えてみれば、いきなり空から降ってきた女に嫁とか言い出されたらたまらないよな。個人的には、アメリを責めるというよりも、アメリの気持ちを全く理解できていない裕理に苛立ってしまいます。100歩譲って恋愛感情を持たれてることに気づかないのはいいとして、アメリがまろまろにいい感情を持ってないのは3話で十分理解していたはず。それなのに、あからさまにアメリを蔑ろにしてましろにばかり構うというのは・・・あまりにも配慮に欠けるんじゃない?

多くの場合、この辺の確執は最初に乗り越えるべきハードルとして描かれるんだけど、主人公がハンドリングを誤るとこういうバッドエンドに向かってしまうということなのか。

この序盤で操られたということは、早々に元に戻る可能性もあるのかな?と一縷の希望を抱いてみるも・・・操られたまま日常に溶け込んでいるところを見ると、当分はこのままなんだろうな。完全に操られたってわけじゃなく、アメリらしさを残したまま敵役になってしまうというのは残酷すぎる。このままアメリに感情移入し続けると、辛い展開になりそうだなあ・・・。中学生時代(?)に一旦アメリが離れてしまってから、再び一緒に過ごすようになった経緯に解決のヒントがあるのかも。

てゆーか裕理、いつもと違うアメリに早く気づけよ!

追記

ちょっと書きそびれたので追記。今回のアメリはよかったですよー。裕理を映画に誘うところまでのドキドキ感と、「ましろと博物館にいく約束してて・・・」と断られた時の絶望感とのギャップがすさまじい。

「・・・でも、今週で終わりだよ、この映画」

この台詞、アメリの感情をどう表現するかすごく悩んだだろうなあ。もう少し必死感を出していくプランもあったと思うけど、ここで一旦引くことで、それまでの恋する乙女の浮かれっぷりから一気に絶望へ突き落とすスイッチになってるんだよね。下田麻美の演技もよかった。

・・・効果的だけど、そういうのはいやだー!もっと甘々のラブコメを!!