神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS 第02話「迷路:piangendo」

どうして俺は、こんないいアニメの第1期を早々に見切ったりしたんだろう・・・?単に作画が悪いだけなら、作画オンチの俺が切るわけない。もしも作画以外は第1期から変わらないのであれば、俺は表面的な作画の良し悪しに惑わされて作品の本質を見失っていたバカ野郎だ・・・。

2話目からヘンなテンションになってますが、それはそれとして。いやー、なんというか、コーティかわいすぎるんだけど!「学校までおぶっていけ」とか「短く呼べ」とかフォロンに幼い独占欲を丸出しにしながらも、落ち込んでるときには励ましてあげたり。自分のリボンを雑巾に使われるなんて、いつものコーティなら絶対激怒するはずなのに・・・。ただならぬ雰囲気を察して「まあ・・・洗えば落ちるからよいが」と気を使ってあげられる優しさもちゃんと持ってる。そして、フォロンをバカにする同級生にはガン飛ばし&鉄拳制裁!ほんとにフォロンのことが好きなんだなあ。

・・・なんてほのぼのしていたのですが、そんな萌え萌えシチュエーションの底にあるコーティの本質を全く見ていなかったことに愕然としてしまいました。見返してみれば、確かにコーティからのサインは所々に隠されていたのに*1

「わたしは、そんなくだらない音の羅列を得るために、お前と契約したんじゃない!」
「そんなの、神曲じゃない!!」

コーティがなぜ長い間フォロンを待っていたか。長い時を経て契約が叶ってどういう思いでいたか。そして、神曲奏者としてのフォロンを見て何を思っていたか。少し考えてみれば、一番歯がゆかったのはコーティに決まってる。フォロンを気づかって優しい言葉をかけながらも、一番傷ついているのはコーティじゃん。何でそんな簡単なことに気づかなかったんだろう・・・。

フォロンを侮辱するのは許せない。でも、あんな「くだらない音の羅列」しか出せないフォロンも許せない。コーティが我を忘れてクラスメートに殴りかかったシーンからは、彼女の鬱屈し続けた感情の大きさが感じられてなりませんでした。

フォロンくん。授業の時には「失敗したくない」「バカにされたくない」という思いで演奏していたのは明らかなのですが、その後にコーティのことを思って弾いた曲ですら心に届かなかったのは驚いた。考えてみれば「止めるんだ!」みたいな感情で弾いた曲が心に届くわけないんだけど、「こういう話ならこういう展開だろう」みたいに、どこかで作品を見下して思考停止してる部分があったんだろうな。その点は本当に反省しなくてはいけない。

  • アバンでタマゴサンドを食べてるコーティがかわいすぎる。思えばあそこで思考回路をやられたとしか。
  • コーティカルテコーティカルテうるせえな(笑)次回辺り愛称で呼んじゃう伏線かしら?

*1:発表当日の朝食シーンなど