破天荒遊戯 第06話「てのひらのたいよう 後編」

「差し伸べてくれた手があたたかかったから」
「おひさまみたいに、あたたかかったから」

ララウェルの人殺しには何の理由もない。せめて理由があれば救いの道もあるだろうに、なんともやりきれない・・・。あえて言うならば、父親の愛情を確認したかったということなのかなあ・・・?
差し伸べられたてのひらは、たいようのように暖かく、もしかしたらこんな自分でも救われるんじゃないかと勘違いしてしまいそうになる。それはまさにララウェルの最も欲しかったものだったのだけど・・・・・・全ては遅すぎた。
ララウェルがラゼルのもうひとつのシナリオであったことは言うまでもなく。今の父親に拾われなかったら*1、アルゼイドとバロックヒートに出会わなかったら、誰にも救われないラゼルは魔法の力に溺れる殺人鬼になっていたのかもしれません。
なんというかこう、全体的にやりきれなさばかりが残るエピソードでしたね。もっとスッキリする話が見たいよ!

*1:幼少のラゼルを捨てた父と旅に放り出した父は違う人なんだよね・・・?