スカイガールズ 第14話「クアドラロック」

エリーゼがどうにも気になってしまう。別にロリって訳じゃないんだけどなあ。家族ネタに弱いってこともあるのかしら。
エリーゼについては12話の感想で少し語ってしまったので、今回新たに語ることはそれほど多くないけど少しだけ。
目的の本質がワームとは無関係の音羽たちに対して、エリーゼはワームに対する明確な悪意とその理由を抱えていると言う点で明らかに3人とは違うスタンス。それをさー、チームの和を乱すとか何とか言って怒るのはナンセンスと言うか分かってないと言うか・・・。意図的に分からせてない構成だから仕方ないんだろうけど。
このアニメ、話が単純すぎるという指摘が結構あって、それは確かにそうかもなって思うんだけど、単純な事自体は悪くないと思ってます。単純なお話だからこそお約束に頼らず、ちゃんとキャラクターの感情を描いているのがいいところ。今回の話で言うと、3人娘がエリーゼのことを心配して仲良くなる・・・みたいな展開がお約束なはず。でもそういう役目は親的存在の夕子さんや大戸さんに譲っておいて、3人娘のほうは「がんばるエリーゼ」という、ちゃんと目に見えるものに対してアクションを取っているのですよ。「ひとりぼっちで日本に来て寂しいだろうな」とか、その程度の思いやりは見せてもいいんじゃ・・・と思わなくもないですが、そこに頼ってお話をつぶしてしまうよりはずっといいんじゃないかな。
けっこう前から、ソニックダイバー隊をひとつの家族として描きたいような雰囲気を感じてて、その中でエリーゼがどのようにして自分の居場所を確立していくのか。家族を失ったエリーゼが新しい家族を手に入れる過程としても今後が楽しみですね。