ARIA The ANIMATION 第07話「その 素敵なお仕事を・・・」

仕事から帰ってARIAをみたときの反応。

1.「ああ、癒されるなあ」
→アニメで癒されて、明日もがんばりましょう。
2.「なんだコイツラは。ムカムカ!」
→疲れていますね。もう少し休んだほうがよいのでは?

・・・今日は、俺はどうやら後者のようです。出だしの灯里の台詞からもう、「人が疲れて帰って来てんのにコイツラはダラダラしてるだけで金もらいやがって!!」とか卑屈全開ですよ。雑誌があるくらいだからウンディーネは芸能人みたいなもんなんだろうけど、灯里とかは厳しい試験を突破して入社したのか?とか、ネオ・ベネツィアは観光収入しかないのか?ゴンドラは観光客しか乗せてないみたいだけど、市民の足としては機能していないのか?とか、ネコだかパンダだかを社長にしてるようだけどCEOは別にいるんだろうな?とか、この世界のお約束に突っ込んでみたりするわけです。

そんなことはともかく。ゆるい雰囲気に押し流されがちだけど、まじめな話、このアニメの世界はどういう規則で動いているのかっていうのは、ちゃんと知っておきたいところ。「こういうものだ」で押し切るのもアリとは思うけど、自分の中で納得しないと世界に入り込めない人もいるだろうし*1、ゆるい話の中でさりげなく混ぜてもよいのでは。

というか、今回の話がイマイチだなと思ったのは、単に俺の精神状態が良くないだけなのか、純粋に今回の話がイマイチなのかよく分かってなかったり。新婚の旦那さんが、なんであれほどマニュアルにこだわったりウンディーネに反感を持ってたりしたのか(これは奥さんがウンディーネに夢中なのが面白くなかった・・・ということかもしれないけど)よくわからないし、灯里たちが「本気で反省した」と言っているけど具体的に何をどう反省してるのかよくわからなかったし。これではちょっと感情移入できないなあ・・・。ラムネでも書いたけど、ゆるい空気感とあいまいな描写は別物だと思うんだよね。なんか「癒し系」といってゆるい流れにしておけば適当な描写でもOKだと思っているなら、ちょっと考え直して欲しいものです。

もちろん佐藤順一がそんな安易な考えだとは思ってないですけど、今回の話がたまたまハズレの回であることを祈るばかりです。ほんとは「見始めた時はムカっときたけど、見終わるころには癒されてしまった!」みたいな感想の流れにしようと思っていたのに、まさかつまらないまま終わるとは思わなかったよ・・・。

*1:感想調査でちらほらそういう意見が。確かに気持ちは分かります。