AKB48グループ臨時総会 〜白黒つけようじゃないか!〜 HKT48単独公演 見てきた/AKB48グループ総出演公演 夜の部のはなし

博多遠征から2週間、HKT48初の武道館公演を見てきました。


実は時系列的には武道館の当選が先で、「そうだ博多行こう」と思ってHKT48の公式サイトを見たらちょうど武道館チケットのmobile会員申込み期間*1。じゃあ試しに申し込んでみるか、と思って戯れに応募したところ見事当選してしまい、これはもう運命だなと。

4月に入ってから武道館の日までの間、それでいてレジェンド公演のセットリストを覚えられるように出来るだけ遅めで、かつ仕事のスケジュールも調整しつつ・・・と考慮した結果の博多遠征だったのでした。

結果的には事前に公演見ておいて本当によかった。武道館だとメンバーの顔が遠くてよく見えないし、衣装も髪型も変わるのですぐに判別しづらいし。これ、初めて見るのが武道館だったら何が何やら分からなかっただろうなあ。あと、公演に行った時点では(特に研究生に)知らないメンバーも多くて、武道館までに何としても全員覚える!とモチベーションが上がったのも良かった。

唯一の誤算は、先々週末あたりから3月とは別件の仕事が大炎上して武道館どころじゃなくなってしまう恐れがあったこと。連日てっぺん超えてたし、アレはマジでヤバかった・・・。まあ、何がどれだけ炎上しようと土曜だけは回避させてもらうつもりではありましたが・・・。

って、俺の仕事のことなどどうでもよい。武道館ですよ、武道館。

席がどこだか分からなくて、さっしー影ナレが始まる中大焦りで席を探しつつ、ギリギリで到着。もはや迷うことなくovertureで盛り上がり、「君のことが好きやけん」から「お願いヴァレンティヌ」への流れですでに半泣きになってしまった・・・。

これはもうラストまで行ったら号泣するんじゃないか、って思っていたのだけど、意外なことに泣くとかそういう次元の状態じゃなく、ただただ呆然とトランス状態に。さっしーの「最後はもちろんこの曲!」という掛け声に対して無意識に「スキスキスキップ!!」と声が出てて驚いた。

会場ではとにかく呆然としてて、家に帰ってインターネット眺めつつ、セットリスト振り返りつつして落ち着いた頃にようやく込み上げるものがあったのでした。


内容に関して俺のような新参が偉そうに言えることなど何もないのですが、今のHKT48にしかできない、今のHKT48だからこそ出来る最高のステージだったと思います。

もちろん先輩グループと比較して拙い部分は沢山あるし、振りを知らない俺でさえ立ち位置間違えたなーみたいに思うところもあったけど、手を抜いて失敗した訳じゃなくて120%の力を出した結果としての失敗なのだと思える一生懸命さが伝わって来ました。

セットリストに関しても、AKB/SKE/NMBの曲だけでなく乃木坂46の曲まで持ってくる大胆さ。オリジナル曲が少ないことや、末っ子グループであるというウイークポイントを逆手に取ってアドバンテージに変えてしまう。まさに今のHKTの勢いを象徴したメドレーでした。あの「タンスのゲン」を含めたオリジナル曲を全てやって、それでも曲が無かったからこそ許される構成。これだけは他のグループにも真似できない。SKE/NMBの曲が出てきた時も盛り上がりましたが、「制服のマネキン」が出てきた時の会場のどよめき。「おいでシャンプー」のむかで列車ダンスもすごくよかった。

Web界隈に「知の高速道路」という言葉があります。HKT48は、まさしく先輩方が作り上げた「アイドルの高速道路」を全力で走っている途中だと思ってて、会うたびに見違えるような変化を遂げている。そして、アイドル初心者の自分もまた、その流れに乗ってすごい勢いでアイドルオタクへの道を進んでいるのが分かる。目まぐるしく世界が色を変えていく感覚。こんなの楽しすぎるでしょ。こんな感覚味わっちゃったら推すしかないじゃん。リアルアイドルはハマるとヤバイだろうなーと思いながらもAKBをダラダラと追いかけて1年弱、とうとう僕も出会ってしまったようです。高速道路を走りきった先、この子たちはどこへ向かっていくんだろう。願わくば、その先の景色を一緒に見られますように。


以下とりとめのない感想。

AKB48グループ総出演公演 夜の部のはなし

Youtube配信で見ました。どうせAKBさんの公演なんでしょ、と思っていたのだけど、予想以上にHKTの見せ場が多くて嬉しかったです。

「嘆きのフィギュア」の渡辺麻友松井玲奈田島芽瑠朝長美桜だったり、「雨のピアニスト」の森保まどか柏木由紀松岡菜摘だったり、そうそうたるメンツとユニット組んでるのも感動した。

と同時に、先輩グループのパフォーマンスはさすがにすごい、これと比べたらHKTは残念だけどあまりに未完成だ・・・とも思った。今はそうでも、いつか近いうちに追いついて欲しいし、その姿を自分も見てみたいです。

で、サプライズの話。

HKT48 兒玉遥AKB48 チームA兼任
HKT48 指原莉乃HKT48 劇場支配人兼任
※今後は尾崎支配人とのダブル支配人体制となります。

メンバー人事発表について | AKB48 Official Blog 〜1830mから~ Powered by Ameba

兼任を解除する話が続いたところで「HKT48指原莉乃」と言われたのでドキッとしたが、支配人兼任ということでとりあえず一安心。

それよりも兒玉遥ちゃんですよ。話を聞いたときはちょっと受け入れられなくて、なんでAKBにはるっぴ取られなきゃいけないんだ、勝手なこと言ってんなよ、とかグルグルしてました。1日経って、例によってインターネットやら何やらを見て、確かにAKBの名前で仕事が出来るってのは本人にとって大きなチャンスだし、HKTが福岡のロコドルで終わっていいとも俺は思ってないし、HKTを辞める訳でもないし、これはいいサプライズなんだよな、ととりあえず納得することにしました。まずはチームAのメンバーを確認しないと・・・。

余談ですが、「AKB48とは高橋みなみのことである」ならHKT48とは何なんだろう・・・というのを前からずっと考えていて。何だかんだ言っても「HKT48とは兒玉遥のことである」かなあ、と思っていたのですよ。宮脇咲良でもなく、田島芽瑠でもなく、やっぱり兒玉遥かなあと。推しとかそういう訳ではないのですが。

グイグイ前に出る子の多いHKTにおいて、彼女のスタンスは一貫して「全員で前に出る」なんですよね。以前の1期生に対しても、今の2期生に対しても、そのスタンスにはブレがない。「HKT48のおでかけ!」でも後藤さんに「押すところは押して引くところは引いている」と評されていたし。自分自身はもちろんだけど、何よりHKT48としての活動を大切にしているのでしょう。だからこそ、そういう子が、HKTを離れてAKBに行ってしまうということがすごくショックだったのです。

*1:3/20〜3/21