ダンタリアンの書架 第01話「仕掛け絵本」

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ビブリオマニアの祖父の書架を訪れたヒューイは、謎の少女・ダリアンと出合う。どうやらこの子は不思議な力を持つ「幻書」が封印されているダンタリアンの書架の管理人らしい。で、色々あって、ヒューイを鍵守に選んで、ヒューイは謎のポエムを朗読してこの世界に悪影響を与える幻書を封印する。というお話らしい。なるほど、基本は妖怪退治モノということかな。

ダンタリアンの書架という設定、ロリータ少女、それぞれの設定は決して悪くないし面白いと思うんだけど・・・。ファンタジー設定のわりには妙にリアリティを追求したような絵といい、盤石な沢城みゆきの演技といい、綺麗にまとまり過ぎた感じがあるような。悪く言えば地味というか。初回ということを考えれば、どっちかで心を掴む構成だと思うんだけど・・・。

確かに質は高いんだけど勢いは弱くて、今後が楽しみ!って感覚は薄かったかもなあ。その点は勿体ないです。「鍵穴に鍵を挿し込む」とか露骨すぎるほどのメタファーもアッサリ流された感あるし。ううーん。

それにしても。何というか、こういう役における悠木碧沢城みゆきの演技の違いが面白いなあ。ロリ表現の方向性が全然違ってて。師弟対決っぽい構図も燃える。CMでゴシックの宣伝をやってたのも皮肉というか何というか。