魔法少女まどか☆マギカ 第07話「本当の気持ちと向き合えますか?」

杏子たんが急にイイ奴になった!なぜだ!死亡フラグか!(笑)

小生意気な杏子たんのラブリーさが堪能できたのも前回まで、よっぽどソウルジェムの話がショックだったのか、さやかに自分語りを始めちゃう杏子たん。

何でもかんでも自己責任にするのもどうかと思うけど、かと言って他人のためと意固地になるのも違うよねって話。さやかは「他人のため」というより、「他人のために魔法少女になったことを後悔しないため」に戦ってるように見えてしまうなあ。ちょうど2話だか3話だかでマミさんが言った台詞にも通じるところがあるような。

「他人の幸せ」と「自分の幸せ」が排他的のように作品では言われてるけど、実際はそうじゃなくて。いや、実際は排他的だという意見もあるだろうし、それが「リアル」に見えるのも、まあ「はしか」としては当然あることだろうとは思う。ただ、それは「代償を引き換えにした奇跡」が必然として存在する作品構造におけるリアリティであって。

ご都合主義なハッピーエンドがイヤならご都合主義に頼らないハッピーエンドを作るのが筋であって、ご都合主義を否定したらハッピーエンドになりませんでした!っていうのは物語の放棄でしか無い・・・って前回も全く同じこと言ったっけ。っていうか、この作品は、あるジャンルのご都合主義を否定するために、方向性が逆のご都合主義を引っ張ってきてるだけだしなあ。

それはともかく。今週もさやかさんの追い込まれっぷりがハンパないですね。QBさんには「お腹に槍が刺さった場合・・・」などと言って槍で刺された痛みを体験させられるわ、親友の志筑仁美さんには恭介を取られそうになるわ、杏子たんに貰ったリンゴを投げ捨てたら殺されそうになるわ、散々な目に合ってるような・・・。そりゃまあ切れるよね、みたいな。これからさらに悲惨な目に会うかと思うと見るのが怖い。

うーん、例えば、QBが死んだら魂が戻って、仁美のアレも煮え切らないさやかの背中を押す策略で、再び腕が動かなくなった恭介は新しい生きがいを見つけて・・・という超どんでん返しも可能ではあるか。無いだろうけど。

それにしても、「こんな身体で抱きしめてなんて言えない、キスしてなんて言えない!」とか急に生々しい欲情をさらけ出すさやかさんにはちょっとビックリですね・・・。何だかんだ言って、そういうコト考えてたんじゃねーか。まーそりゃそうだわさ。