おとめ妖怪 ざくろ 第01話「いざ、妖々と」

視聴前チェックは[http://d.hatena.ne.jp/kkobayashi/20100928/p1#08:title=こちら]。

うーん、これは面白い!視聴前は「ありがちな大正浪漫+妖怪退治モノだろ」と思ってあまり期待してなかったけど、今のところ新番組の中では一番好きかも。

舞台は大正時代*1。「妖人」と呼ばれる妖怪たちと、人間の軍人が「妖人省」という組織を作って妖人がらみのゴタゴタを解決していくお話のようで。

大正っぽい舞台背景にふさわしく、昔の少女漫画みたいなノリが楽しいなー。やたらとカッコつけるけど実はヘタレな主人公とか、ヒロインのツンデレっぷりとか、70年代の少女漫画ノリを現代の技術でリファインした雰囲気を感じさせます。

少女漫画ノリなだけに、男性陣もカッコイイな!キザでヘタレな総角景くん、寡黙で優しい芳野葛利剱さん。薄蛍の前に跪いて「これなら怖くないか」とか言っちゃって!これは惚れる!!そして、えばりんぼさんでお利口さんな花桐丸竜くんはカワイイ感じ。色々取り揃えてますねー。

もちろんヒロインの女の子たちもカワイイ。妖怪ということで、耳とキバが標準装備なのがいいよね。これもまた古きよき時代の萌えパーツで、ノスタルジックな雰囲気を感じさせます。気が強くて意地っ張りな西王母桃さん、内気な薄蛍ちゃん、チョロギヘアーの雪洞&鬼灯ちゃんと、女の子の方も個性豊かでいいですね。雪洞&鬼灯のキャッキャウフフなノリは好きだなー。初回にして早くもカップリングが決まってしまいましたが、組み合わせをシャッフルしたりして色んな化学反応が見てみたいですね。

そして正ヒロイン(?)のざくろさん。番宣では何とも思わなかったのに、いざアニメで動いて喋ってるのを見るとメチャメチャかわいい! 人間なんて嫌い → でも、ちょっとカッコいいかも → 何あのヘタレ。やっぱり人間はダメだ → でも、やるときはやるんだ・・・ という風に、1話の中でざくろの感情をすごく揺らしてきたのが印象的。落として上げるだけでなく、また落とすという構成が面白いですね。ざくろの感情が動くにつれて表情がコロコロ変わって、それがいい感じにメリハリになってた気がします。

でも、個人的に一番好きだったのは、総角くんが雨竜寿さんにビビりながら握手するシーン。ゾウの妖怪って!というのもそうだし、手じゃなくて鼻で握手するのか!って思って笑っちゃいました。総角も何となく流れで鼻に手を差し出してるし!

そんなところでしょうか。初回にして早くもこの子らが好きになってしまったので、今後のお話が楽しみです。

*1:正確に言えば、改暦直後だとすると明治時代になるんだけどね