ハートキャッチプリキュア! 第05話「拒否されたラーメン!親子の絆なおします!」

えりか、ラオタ疑惑(笑)

遂に我がホームにも三浦の新店がオープンすると言うタレコミを聞きつけ、ファーストロットを確保すべく開店3時間前に相方を叩き起こしシャッター。するとそこには、なんとラーメンから作られたデザトリアンが・・・!

・・・という会話が繰り広げられたかはさておき、ようやく立ち上げが終わって通常ローテーションに乗ってきた感じですね。これから色々なエピソードを通して二人がどういう活躍を見せてくれるのか、期待が高まります。

今回は、父親のラーメン屋を応援しつつも、自分の野球が忘れられてると思って寂しがる三浦くんの心の花が狙われてしまうお話。ここでも「言わなきゃ分からない」という台詞が出てきました。えりかだけでなく、三浦父も同じこと言ってたし。デザトリアンが「押し込められた心の闇」であるのなら、そう言ったマイナスの感情をアンロックしていくことが本作品のテーマのひとつなのかもしれません。三浦くん自身はデザトリアンが自分の悩みを全部しゃべっちゃったことに気づいてないようで・・・。これは、恥ずかしい!!

そこからもう少し考えを進めていくと、つぼみとえりかの関係性についても感じるところがありますね。繰り返し「言わなきゃ分かんない」と言っているえりか。一見すると「空気の読めないウザイ子」と思われがちで、確かにそれはある意味正しい認識かも知れない。しかし、えりかはマイペース過ぎて他人のことを気にしないからだ、というのは少し違うと思う。本当に他人なんてどうでもいいと思ってたら、つぼみを「親友」と呼んだりしないし、そのことに躊躇したりもしない。

ただ、えりかは他人と自分が違うことは知っていても、どう違うのか?ということが分かってないんだと思う。初回のえりかの印象は「面白いしかわいいけど、友達にはしたくないなあ・・・」という感じで、多分クラスのみんなの同じようなことを思ってるのでしょう。クラスの人気者ではあるけど、特定の友人がいない。せっかく作ったファッション部も部員がいなくなってしまう。

だからえりかは、他人の心の機微に敏感で、押し付けがましくない親切のできるつぼみに憧れたのでしょう。そこから前回の「頭がよくて、いろんなところに気がつけるってステキだよ」に繋がってくる。

今回の三浦くんのエピソードはその辺をすごく分かりやすくフォローしてる。えりかは昔から三浦のことを見てきて、ちゃんと知ってる。でも、どうしたらいいのか分からないし、矛盾したデザトリアン*1の言葉も理解できない。そんなえりかと、空気は読めるけど読みすぎて身動きが取れなくなってしまうつぼみが一緒にいることで、バランスが取れたコンビになってるのですよ。言い換えれば、他人の気持ちは分かるけど自分の思いを伝えられないつぼみと、自分の思いは主張できるけど他人の気持ちが理解できないえりか。

「言わなきゃ分からない」は、裏を返せば「言われれば分かる」ということ。つぼみと一緒にいることで、えりかも少しずつ自分を変えていけるといいね。

追記

あんなサルとフラグ?ありえねぇな。出直してきな。

*1:中身は三浦くんだけど