ファイト一発!充電ちゃん!! 総感

いやー面白かった。なにやら含みのある部分もあったけど、別に続編とかなくても十分かな。

さてさて。このアニメをまとめるのは難しいぞ。6話を境に自分の中での印象がガラッと変わってしまったので、今となっては初回の感想は別の人が書いたみたいだ・・・。

元々ノーチェックで、たまたま再放送があるって話を聞いたから冷やかしで見てみるか・・・くらいの気持ちで見始めたアニメに、まさかここまで感動させられるとは。本当に、出会いというのは不思議なものです。

一見すると普通のエロバカアニメで、カワイイ女の子がエロスーツでオシッコ漏らす*1シーンだけ見てりゃ楽しい作品のような印象。実際、初回はそう思ってたし。ただ、回を重ねるうちに、ぷらぐの充電にかける思いであるとか、もしくは「充電」という行為そのものであるとか、そういう人の思いについて深く考えさせる側面も見え始めてきました。2話4話といった、「充電さえすれば人は幸せなのか?」という部分まで掘り下げた構成もすばらしい。

そしてやっぱり6話だなあ。なんでこの話にあそこまで泣いたのか自分でも分からないのですが・・・それはもう、本編でいう「タイミング」というしかないんですよね。この話を見て以来、ぷらぐのことがすごくかわいく見えてしまったのは不思議な感覚でした。今まで何とも思っていなかったはずなのに、その一挙手一投足が気になって仕方ない。いつの間にか、ぷらぐの動きを目で追ってる自分がいたりして。ああ、人を好きになるって、こういうことだよなあ・・・とか。うわー俺キモイ!いい年してアニメキャラに恋とか!自分で書いてて引くわ!


・・・閑話休題。とにかく、一見するとエロバカアニメなんだけど、根っこの部分には人の思いを軸とした熱いストーリーがある。その思いが感動を誘う作品でした。「またぢたま某の尿アニメね」なんて思って敬遠している人は、ぜひ見て欲しいです。

そうそう、忘れちゃいけないのがぷらぐ&アレスタ・・・というか、福原香織高垣彩陽。まさか、高垣彩陽AVEXからCD出すなんて・・・という大人の事情はおいといて、今が旬の若手声優さんに何というヨゴレ役やらすですか!高垣彩陽に「エロ担」とか・・・。「カケルちゃんはいつもビンビン」に匹敵する飛ばしっぷりがすばらしかった!もちろん下ネタだけじゃなく、アレスタのお高く止まった部分、乙女な部分、そして充電にかける本当の思い等々、キャラクターの魅力という意味でもよかったなー。

あとは福原香織らき☆すたの頃はイロモノ声優だと思ってて、というか最近までそう思ってたんだけど、その認識は改めなきゃだな・・・。もしもぷらぐの声が別の人だったら、6話であそこまで泣いたかどうか。特別うまいって訳じゃないんだけど、福原香織の演技には人の心を動かす何かがあるよ。考えてみれば、天江衣もそんなところがあったような。当時はビジュアルイメージの印象もあってか、そこまで思いが至らなかった。

再放送ということもあってか、今ひとつ話題になっていないような作品だったかもしれません。でも、自分にとっては忘れられない大切な作品のひとつでした。

*1:・・・普通か、それって(笑)