にゃんこい! 総感

え、2期やるの?

俺は基本的にアニメ作品は連続したシリーズでやって欲しいと思ってて、「2期」とか「第2シリーズ」なんてのは別作品だと思ってる。だから流行りとはいえ分割2クールとか安易なシリーズ化は勘弁して欲しいところ。

ただ例外的に、ストーリーそのものよりも作品世界がすごく好きな作品もあって。少しでも長く作品世界に浸っていたい、そう思わせるアニメは次期シリーズがあっても素直に嬉しいかも。

昔は1年シリーズ(4クール)が当たり前で、2クールアニメすら短い方だったんだけど、最近は1クールが当たり前になっちゃったからなあ。そうなると、やっぱり1クールで1ネタという形式にどうしてもなっちゃうので、なかなか作品世界に耽溺する余裕を与えてくれない。

最近は「みなみけ」の世界がすごく好きで、あれはいつまでも見ていたいなあ・・・と思わせる珍しい作品でした。そういう作品の方が珍しいというのも、時代の流れとはいえ何となく寂しいんだけどね。

話を「にゃんこい!」に戻して。思えば初回の印象からすごく好きだったんだよね。楓のかわいさ全開で、特に5話のドキドキっぷりはたまらなかった・・・!そうして楓を好きにさせといて、6話で桐島朱莉&琴音の姉妹を投入とか・・・!俺を殺す気か!!

一発ネタと思ってた桐島姉妹も、10話で貴重なお当番回を貰っていたり、最終回でも重要な役割を担っていたりと本編にちゃんと絡んでるのも嬉しかったです。

お話としては、普通のゆるいラブコメっぽい形式をとりながらも、温泉を覗いたり下着を盗んだり胸を揉んだりと、結構ネタが突き抜けてた感じなのは驚いたなー。え、ここまでやっちゃうんだ!という展開が多くて、それがまた楽しいというか。それでいて、作品世界の心地よさは失われてないというのはスゴイですよ。

んー、全体的な感想でいえば、「楽しかった」というよりは「好きだった」という方が正確かな。もちろん楽しいことは楽しいんだけど、見てると幸せな気持ちになれるアニメっていうのはすごく貴重なのです。