とある科学の超電磁砲 第02話「炎天下の作業には水分補給が必須ですのよ」

なんだこのサブタイ(笑)


今回は黒子のお話、ということになるのかな?毎回エキセントリックな愛情表現をぶつけてくる黒子だけど、それは黒子なりに本気で美琴を好きな気持ちの現れでもあったんだよね。ああもうかわいいなあ!泣き出すシーンは反則だろ・・・!新井里美の演技も最高に素晴らしかったです。

好かれたいなら普通にしてればいいのに・・・なんてことは黒子自身も分かってるはず。であれば、どうしてことさらエキセントリックな形を取ってしまうのか?なーんてことも考えたくなりますが、ここはグッと我慢です。今はまだ、与えられるものを受け取る段階。ここで答えを出すということは、他の選択肢を除外してしまう可能性もあるわけだから。

何はともあれ、二人は仲良しでよかった。分かってるとはいえ、黒子は裏表なく本当に美琴が好きなんだということを改めて確認できたのが重要なのですよ。

おそらく「禁書目録」と同じように、大きな事件が話を動かしていく展開になるのだろうから、今回みたいな敵も何も出ない日常エピソードは今後少なくなってしまうんだろうな。それはちょっと残念ではあるけど、大きなお話をやる前にこういうエピソードをちゃんと用意してくれたのは嬉しかったです。このくらい余裕のある構成ならば・・・2クールやるってことだな!

追記

今回のエピソードは「苺ましまろ」の5話を思わせます。この話もすごく好きでした。

今読み返すと、当時の感動が全然伝えられてなかったな・・・。もどかしい。

追記2

「グッと我慢」などと言いつつ、どうしても我慢できないので、ちょっとだけ語る。

規律というものから全く程遠い黒子が、どうして「風紀委員(ジャッジメント)」などという職についているのか。罰として命じられた食堂の掃除を黙々とやる姿からも伺えますが、エキセントリックな言動の裏にあるシリアスさやピュアさいった部分が黒子の大きな魅力であり、彼女を考える上で重要なポイントであるように思えます。

食堂の掃除シーンは、あの短いカットだけで「こんなことになったのもアンタの責任だからね!わたしは掃除なんてしないわよ!」とふて腐れる美琴の台詞が容易に想像できてしまいますね。同時に、それに何ら反論することなく黙々と掃除を続ける黒子のいじらしさ*1に胸を打たれます。

そして、同じシチュエーションである今回、美琴は文句も言わず最初から二人でプールを掃除しているのですよ。誰も何も語らなくても、この短いカットだけで、1月の間に2人の関係性がどれだけ変わったかよく分かる。黒子がその変化にちゃんと気付けていれば、あれほど自分を失うこともなかったのにね。

*1:まあ、自業自得なんだけど(笑)