君に届け 第01話「プロローグ」

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初っ端から泣かせてくれるなあ・・・。


ちょっと天然で健気な地獄少女・黒沼爽子さんと、爽やか100%の風早翔太のお話・・・らしい。

「貞子」というあだ名は明らかに何らかの悪意を持って付けられているはずで、実際「3秒以上目が合ったら不幸になる」など不名誉な噂も流れてるにも関わらず、肝心の爽子はメチャメチャいい子なんだよね。噂に対して怒るどころか、そういう「期待」に答えられない自分が申し訳ないと思うほどにいい子。バックに花が咲いてたりするのもかわいかったなあ。オバケ役を嬉々としてやりだすシーンはいい話だったけど、そういう展開でよかったのか・・・?という微妙なズレっぷりも楽しかったです。

「そんなの慣れてたつもりだったのに」
「あたし、あんまり嬉しくて慣れなんて忘れちゃってた」
「風早くんに会う前の自分なんて、もう・・・忘れちゃった」

風早との会話をきっかけに、爽子が少しずつ変わっていく。それにつれて、風早の存在がどんどん自分の中で大きく大切な物へと変わっていく。

人に避けられるのは慣れてるはずのに、どうしてそれを「寂しい」と思うんだろう。正しいことをしたはずなのに、どうして涙が止まらないんだろう。

みんなが爽子を敬遠していたのと同じように、爽子も他人との付き合いを本気で考えてなかった。自分の思いを正直に伝えたこともなかった。あれだけバカにされているのに、何で怒ったり悲しんだりしないんだろう?とずっと思っていたのだけど、それは爽子が他人に対して本気じゃなかったということなんだよね。


・・・むー、初回から爽子に感情移入しまくってしまった。もしもリアル世界の出来事だったなら、きっと爽子ちゃんの恋はうまく行かないと思う。でも、この恋で爽子が変わることができたのなら、その先にはもっと素敵な恋が必ず待っているはず。今はただ、物語の中だけでも爽子の恋が実るようにと祈るばかりです。



しかしなー、風早翔太の爽やかっぷりには無性に腹立ってくるな(笑)。あの爽やかヅラを汚してやりたい・・・と思う俺は邪悪オーラ全開だ。