青い花 第02話「春の嵐」

「なんでだろう、井汲さんの好きなひとは、女の人なんじゃないかと思った」

うん、俺もそう思ってたよ!

というわけで2話目。

うーん、このアニメすごい好きかも。2週間くらい前に気持ちの高ぶりを押さえ切れなくてフライング感想を書いてみたりしたのだけど、改めて考えると何が好きなんだろうって思えてきた。お話自体は万城目ふみさんが美少女に囲まれてウハウハ!っていう百合アニメでしかないはずなのに。

記憶が曖昧なので、ざっくりと見返してみると・・・やっぱり面白い。冒頭の喫茶店のシーンで早々とやられた・・・!キャラクターの描き方がすごく丁寧なんだよね。ジュースの飲み方1つに、ふみとあきらの性格や思いが現れてる。テクニックを見せびらかすための作画じゃなくて、キャラクターに命を与えるための作画なのですよ。

っと思ってしまったらもう止まらない。キャラクターの一挙手一投足から目が離せなくなって、気づいたらすっかりはまってしまう。二人でひとつのベッドに寝るシーンとか、あきらの電話に「すっごい暇!」と力むシーンとか、演劇部で再会するシーンとか・・・。ひとつひとつの見どころを書いていったらきりがない。

1話の時は3人娘のキャスティングが気になってたけど、よく聞いてみるとヒロインの2人も素晴らしいじゃないですか。高部あいって、グラビアアイドルだったのか!てっきりどっかの新人声優さんかと・・・。確かに演技は上手くないんだけど、このくらいなら「初々しい」で十分通じる。拙い喋りも内気な文科系女子っぽくていいよね。そして何より声質がいい!皆口裕子さんをすっげーヘタクソにしたような感じがいい。演技の上手い下手以前に、あの空気感を出せるのはすごい。グラビアアイドルなんてやらせとくのはもったいないよ。

そして儀武ゆう子。まともに声を聞いたのは「こいこい7」以来だなあ・・・なんて思ってたら、実際レギュラー役はその辺以来っぽい。普通に考えたら折笠富美子とかでしょ、この役は。それをまたどうして儀武ゆう子なんだろう。しかも、メチャメチャ合ってるのがすごい。いやほんと、どうやってこの2人を見つけてきたんだろう。

おっと、キャスティングの熱さにつられて一番重要なことを書くのを忘れるところだった。ふみさん、なんと未経験じゃないらしい!!プラトニックだと思っていたのに、千津さんと肉体関係まで持っていたとは!清純そうに見えて非処女か・・・!!

って、別に非処女でもいいんだけど、それ自体よりも百合要素がプラトニック以上だったことに驚き。こりゃ生々しくなりそうだわ。OPのラストがイメージ図じゃなくて、実際に起こるシーンだったりしたらどうしよう・・・。