神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS 第10話「進攻:risoluto」

イアリティッケ VS コーティカルテ。圧倒的なパワーを持つ相手に対して、フォロンとコーティが力を合わせて・・・と思いきや、コーティはフォロンを海の向こうに飛ばしてしまう!このアニメは油断してると思わぬ展開になってしまうんだよなあ・・・。

「フォロンの夢は、この学院で学び、立派なダンティストになることだった」
「理解しているつもりだ、フォロンの気持ちは」

「つまり、コーティを武器にして戦えと」

「隠したって、どこに?」
「・・・私も知らない」

「私の望みと・・・フォロン、お前の望みは同じなのだから」

「希望は私が守る。我が契約主よ」

コーティの言葉を思い出してみれば、フォロンに隠していることがあるのは明らか。そして、フォロンが戦いや殺し合いを望んでいないこともコーティはよく知っている。だとすると、スコアである自分*1を犠牲にしてフォロンの夢を守ろうとしても不思議じゃない。

この戦いがコーティの過去を清算するものだと思っていたけれど、もしかしたらフォロンに過去を受け入れてもらえた時点でコーティにとってはもう清算済みだったのかもしれない。だとすれば、コーティにとってこの戦いは自分の過去のための戦いではなく、フォロンたちの未来を守るための戦い。

これまでのコーティの台詞はとてもありふれたもので、それだけにありふれた展開を想像してしまいがち。だから、想像と違った展開になってようやく台詞の意味を考え始めたりしてしまうのです。そして、自分がいかにテンプレートな思考で作品を捉えているのかということを思い知るのです。本当は、キャラクターの台詞や動作、声のトーンのひとつひとつにちゃんと意味があって、ただの一つたりともおざなりに流していいものなんてないのにね・・・。

*1:知らんけど、そうなんでしょ?