けいおん! 第04話「合宿!」

今回は素直に面白かった。

昔の軽音部の演奏を聴いて一人奮起する澪と、ひたすらやる気のない唯と律。ちょうど青春アニメとしての熱血と、萌えアニメとしての緩さの対立を象徴するような今回のエピソードでした。萌えアニメなら気にならない唯と律の不真面目さが、青春アニメになると気に障るなあ・・・なんて思っていたのですが、ラストの花火シーンですごくキレイにまとまってました。不真面目なように見えて、唯はちゃんと練習してたし*1、澪の思いをちゃんと理解してたんだよね。

萌えアニメを熱血青春モノとして再構成することで、一体何を表現しようとしたのか。今回のエピソードは、そんなアニメシリーズとしての答えを少しだけ見せてもらったような気がします。どこまでが原作で、どこまでがアニメオリジナルかは分からないのだけど、それぞれのネタが最後の花火シーンに向けられていたと考えれば、両者は決して対立することなく作品世界に内包されるものなのですね。

花火シーンは作画的にも面白くて、最近のアニメにありがちなCG加工とは少し違った手書きでの光の表現がよかった。手書きのキラキラ感が、青春の煌きと同時にノスタルジーを思いっきり喚起させてくれますね・・・。とらドラ!の時も思ったのだけど、こういう話ってリアル高校生にはどう受け入れられてるんだろう。

それにしても・・・こうキレイにまとまると、澪の怖がりっぷりみたいなベタベタな萌えシチュが邪魔くさく思えてしまう。我ながら難しいなあ・・・。

花火シーン、ラストじゃなかったね・・。あまりにも盛り上がったので、残りのパートが全然印象ない。「まだやってんのか、さっさと終われ」くらいに思ってて申し訳ないっす。

*1:いつしてたのかは分からんけど(笑)