とある魔術の禁書目録 第04話「完全記憶能力」

はえええええ!30分はえええええ!

アバン終わったかーと思ったらAパート終わってて、えー早っとか思ってるうちにBパートも終わってしまった・・・なんだこの時間感覚。飲んでるから・・・というだけでは説明できないぞ。

神裂火織*1さん。当麻には「無感情野郎」などと呼ばれていたけど、感情がないように見えるのは、神裂さんの絶望がそれだけ大きいということ。自分の大切な仲間に、自分のことを忘れれられるというのは一体どんな気持ちなのか。そして、そうさせたのは他でもない自分自身だというのは・・・。

たとえ記憶を失っても、自分のことは覚えてるかもしれない。知識としては忘れてるかもしれないけれど、一緒に過ごした日々の温もりは失っていないかもしれない。そんな僅かな希望を持ち続けて、それが悉く裏切られてしまうことの絶望感。自分が「選ばれなかった」ということを認識するのはどれほど辛かっただろう。どれだけ努力しても、どれだけ想っても、自分は決してインデックスとのハッピーエンドに辿り着けないと認めるのは、どれほど苦しいことなのだろう。それでも、大切な彼女を守るためには、「敵」として記憶を消し続けなければならない。インデックスの怪我が治って一番ほっとしたのは、神裂さんとステイルなんだろうな。

・・・っと。最近「選ばれなかったヒロイン」というモチーフには妙に敏感になってしまうので、神裂火織&ステイルのコンビには感情移入してしまいます。ステイル、辛いよな・・・。今度一緒に飲もう。未成年だけど。

お話としては。どうやらインデックスは脳の85%を10万3千冊の本で埋められているらしく、残り15%でやりくりしないといけないらしい。さらに、「完全記憶能力」とやらで、どんなことでも忘れられないため、1年ごとに15%の記憶を消去しないと脳がオーバーフローしてしまうらしい。それは分かったけど、じゃあどうしてインデックスは二人から逃げようとしてたのか。「悪い魔術師」と言ってることから、この1年は仲良くしてたわけじゃないのかな。まあ・・・忘れられると分かってて仲良くするなんて事は・・・辛すぎるか・・・。

今回は、というか今回も延々設定語りなんだけど、全然退屈しなかったな。むしろ時間の経つのが早すぎるくらい。それはたぶん、他ならぬインデックスのことだったからなのでしょう。インデックスのことならどんな事だって知りたいし、難解な設定だろうと何だろうと理解してみせるさ。

追記

「なのに、彼女はたったの一度も『助けてくれ』とは言わなかった」

それを、単に「インデックスの優しさ」と捉えるのは、まだ早いように思える。優しいから当麻を巻き込みたくなかった?それはきっと違う。

*1:すげえ名前だ