CODE-E 第05話「憂鬱と親子のこと。」

大事なデータだったらdailyで遠隔地にバックアップするスクリプトでも作っておけばいいのに。データが消えたら、自分が困る以上に千波美が罪悪感を感じてしまうだろうから・・・。
と、そんな今回。脚本が原作者だったのにはEDを見て驚きましたが、何ともいい話。初めのうちは鬱展開を予想していただけに、千波美も園美もハッピーエンドになって嬉しかったです。
お話的にも、千波美と園美の両親を対照的に描きつつ最後は家族愛で締めるという、何とも俺好みな構成。ちょっと感動してしまいました。家族ネタはほんと弱い・・・。

「そりゃ、何でもないように取り繕おうとしているを見るのは辛いかもしれないけど」
「でも取り繕おうっていうのは、これからもアンタと一緒にそういう生活を続けていきたいって意思表示でしょ!」

「まあ色々あるが、うちは大丈夫だ。今までも、これからも」

このアニメで言ってる事は当たり前のことばかり。でもそういう当たり前のことをちゃんとやるのは意外と難しくて、土台ができていないと薄っぺらい台詞になってしまうんだよね。それを隠すために小手先の技巧に走ることを(特にオタクアニメにおいては)否定する気はないけど、まさかこのアニメでこういう台詞が聞けるとは思ってなかったなあ・・・。キャラクターの立ち位置と積み重ねが見えているからこその感動エピソードでした。
今回の千波美と、特に園美について語るとすごく長くなりそうなので、今回はこれ以上触れるのはやめておくことにします。ただ一つだけ言っておくとすれば、「自分が愛されていないかもしれない」という不安を決定付けることを知っていながら、千波美を妬むでも不幸自慢をするでもなく励ます事のできる園美はすごい子だと思うのです。

追記

シュウタンバ?修羅場のことか?

愁嘆場(しゅうたんば)
不幸な運命や悲劇に嘆く場面。

http://www.jikabuki.jp/glossary/index_s.jsp

うーん、問題ない・・・のか?