ロミオ×ジュリエット 第05話「旋風(かぜ)〜燃ゆる覚悟〜」

「力がない」という共通したウイークポイントを持つロミオとジュリエット。ロミオはともかく、ジュリエットのほうはかなり重いお話。今まで赤い風とか言って正義の味方をやってきたつもりでいたけど、そんなことで世の中が変わるわけではなかった。本当に何かを救いたいと思うのなら、もっと大きな力を身につけないといけない。ジュリエットにとってそれがキャピュレット家ということで、今回はジュリエットにキャピュレット家の王女としての自覚を促す回だったと言えます。
ジュリエットがキャピュレット家の自覚を強めた分だけロミオとの恋が障害になっているのは辛い構造。キュリオの「貴族の息子にうつつを抜かしている間は町に見向きもせず、気が向いたら助けに行くのか!」という台詞が痛すぎる。確かにそれは正論だけど、それを16歳の女の子に強いるのは残酷すぎるような・・・。ただ、両方とるのが不可能ならばどちらかを捨てるしかないのも事実なわけで。なんともやるせない・・・。