セイントオクトーバー 第16話「ロリ桃色!フォーリンラブに超ホーミータイトでち!」

俯瞰多すぎで笑った。魚眼レンズを通して見えるのは、エスメラルダの歪んだ精神と同時に存在の小ささや不安定さ。エスメラルダを監視する視点なのかも・・・とか、ヨシュアを求めるのは無意識のうちに亡くした兄を見てるのか・・・とか、色々考えさせられます。

「夕べ何か変わったことなかった?」
「いいえ、何も。小十乃さんがいなくて寂しかっただけですよ」

「小十乃しか目に入っていないヨシュア」というのは今回はギャグになっているのだけど、いくらなんでもエスメラルダが来たことは十分「変わったこと」に入るだろ。全てを知っていて小十乃に心配をかけないための配慮というよりは、本当に小十乃以外のことはどうでもいいんだろうなあ。ちょっと病的なほど異常な偏愛に、笑いつつも背筋が寒くなるのを感じてしまいました。
色々と思うことがあるのはおいといて、エピソード単体としてみればエスメラルダ大活躍で楽しかったです。作画、というかパースがすごいことになってて面白すぎ。ただねえ・・・作画と演出のノリに江里夏がついていけてないのは残念。あーここは演技のテンションで押すんだよ!と演出さんが期待しているのが分かるだけに*1、何とももどかしい。求められるレベルが高いんだろうとは思うのですが・・・。

*1:エスメラルダがクネクネしてるところとか・・・