この青空に約束を― 〜ようこそつぐみ寮へ〜 第03話「六条宮穂(前編)」

凛奈のお当番回が終われば用はないとばかりに、出番が全く無くなってるのには笑った。すごい割り切り方だ・・・。
サブタイ通り、宮穂のお当番回。紀一郎の後継者としてこの島の魅力を確認したいとか、祖父のロマンスを知って自分も好きな先輩とロマンスしたいとか、話としては分かるんだけど、話をなぞってるだけで宮穂のキャラクターに対してはお約束なので理解してくださいというのはちょっと・・・。
エロゲーっぽい」キャラクターがステレオタイプとしてある程度確立しているから、エロゲーのアニメ化と言ったらどうしてもストーリーを短くまとめて消化する形式になりがち。でもエロゲーの魅力の真の部分っていうのはキャラクターにあるわけだから、お約束とはいえキャラクターの細かい気持ちはちゃんと積み上げていって欲しいと思うのでした。
スポ根からサナトリウムものまで作れてしまうのはエロゲーのキャパシティの広さであるし、色々なエピソードを集めて南栄生島という世界を作るというのは面白いと思うのですが・・・。サブタイのつけ方も本編の作り方も、どうにもスタッフにやる気が感じられないように見えてしまうのは残念です。