がくえんゆーとぴあ まなびストレート! 第11話「わたしにもみえるよ」

「友達から仲間へ」それは同じセカイをみること、そして同じセカイを共有すること。「帰りたくない」というみかんの台詞が示す通り、わくわくが最高潮になるのは当日よりも前日だったりするんだよね。当事者なんて当日は暇なもの。最後の学美ライブは、そんな彼女に対する生徒全員からのご褒美だったのではないでしょうか。桃GJ。

「学園祭をやる意味」なんて俺ごときが読めてしまうくらいの、それこそマッチポンプなわけですよ。学園祭をやる意味も、一般生徒を巻き込むのも、作品のテーマに見えて実は解決することが前提の引き立て役に過ぎないことは今までの話を見れば明らか。

どんな大きな問題でも解決することが分かっている、そんな美しく優しい予定調和が支配するこのアニメ。確かに主人公は学美たちのはずなのに、その視点は大人になった彼女たちが過去を振り返っているように見えて、未来の話なのにノスタルジーを感じさせずにはいられませんでした。過剰に見える演出も、「美化された過去」というフィルターを通した結果なのでしょう。

memo

バンドガールは茅原実里。VVVを見てる人はスミレ変換すると分かりやすいですよ。