コードギアス 反逆のルルーシュ 第13話「シャーリー と 銃口」

なんか急に話が安っぽくなったなあ・・・

話の段取りでしかないシャーリーの父親の死。シャーリーの心配よりも自分の罪悪感の払拭に走るニセモノの友人たち。そしてシャーリーは、父親の死のショックも覚めやらぬうちにルルの尾行とかしちゃって、いきなりゼロを殺そうとか言い出す。話の筋としては分かるけど、あまりにも唐突というか展開が速すぎるというか。「シャーリーの父親の死」自体に意味があるなら、そのくらいいきなりでもいいと思うけど・・・。こう言っちゃ何だけどシャーリーの父なんて全く思い入れがないキャラクターなわけで、物語としてそんなキャラクターの死に意味があるとすれば、残された人たちの気持ちを描きだすことなんじゃないのかなあ。どうでもいいキャラクターの死をきちんとドラマにしてくれたのは、実はタクティカルロアの11話だったりします。やることちゃんとやってこそのバカアニメですよ。

そんな感じで、激しく萎えてしまった今回ですが、ルルとC.C.の会話シーンはなかなか見ごたえありますね。ルルの童貞根性を糾弾してるように見えて、実は「せがまれるままにキスして」に全ての思いが入ってたりするんじゃないかな。

スザクはスザクで、あれほどことさらにゼロを全否定するのはコンプレックスの裏返し?「結果ばかり追い求めて」とか。軍組織の軋轢に揉まれ、結果すら出せない自分に相当劣等感があるのでしょうか。

追記

分かってはいたけどやっぱり好評なのか。「段取りを踏んで整合性が取れてて、ちょっと大仰に演出すればそれでOK」というロボットアニメのお約束にはどうもなじめないなあ・・・。そりゃロジックは正しいんだろうけど、別にロジックでアニメ見てるわけじゃないし・・・。深読みは感情移入の結果であって、パズルゲームじゃないと俺は思うのでした。