魔法の天使クリィミーマミ 第07話〜10話

着々と進んでいるのですが、1日1話なので油断するとどんどん溜まってしまう!これは大変だ。

はじめのうちは80年代ノリに胸焼けしてたものですが、段々と慣れてくるにしたがって優がかわいく見えてくるのがふしぎ。10話はかなりの名エピソードだったし、これはいいアニメかもしれないですね・・・。

第07話「大親分に花束を!」

ヤクザって放送禁止用語

アイドルとヤクザの関係はよく指摘されることですが、この世界でもそういう黒い噂はあって、だからこそスクープカメラマンが敵になるのはいつの世も一緒、っていうことなのでしょう。

病の少年よりもマミの人気アップに夢中な立花さんとか、病室を無遠慮に取材するマスコミとか、結構エグイ回ではありました。もちろんマミのいい子っぷりを際立たせるためではあるんだろうけど。

ネガはマンネリだのワンパターンだのというけど、魔法少女モノで変身バンクがないって、相当すごいことなんだけどね・・・。

第08話「渚のミラクルデュエット」

作画がよかった!無駄なカーチェイスとか、優&マミのデュエットとかすごいよかった!やっぱりいいものってのは絵柄の新しい古いに関係なく魅力を持ってるものなんだなあ。優の歌がちゃんとマミの歌との違いがついてるのも面白い。

  • パルテノンステージって、OPに出てたあの車か。
  • 「泣くなんて最低よ!」とか言いながら、次のカットで駄々をこねる優に笑った。結局駄々こねるのか!
  • 「ずいぶん具体的に駄々をこねてるね」も笑える。ただ、「泣くというのはな、暴力をふるうのと同じだ」というパパの台詞は意外に重い。

第09話「ま夏の妖精」

作画もお話も微妙だったけど、妙にエロい回だったな。優ちゃんパンチラしすぎ。あと、マミの変身シーンがかっこよかった。セルの時代にあの光の効果を出すのはすごいなあ。

俊夫と優がちょっと仲良くなったりして、いい感じ。

妖精さんとの会話シーンは、太田貴子の棒読みもここに極まれりって感じで堪能させていただきましたよ。

第10話「ハローキャサリン

こ、これは・・・。

予告でキャサリンかわいーとか思ってて、実際キャサリンはかわいかったんだけど、それ以上にシナリオの力がすげえ。ネガ、かっこいい・・・。

お話自体はよくあるローマの休日フォーマットなんだけど、このフォーマットのポイントはヒロインのかわいさと、相手役のかっこよさにあるわけですよ。こないだのパンプキンシザーズなんかだと、ヒロインのかわいさは相当だったけど、マーチスのかっこよさという点では今ひとつ。それと比べて今回は、キャサリンのかわいさもポジのかっこよさも素晴らしい。キャサリンに萌えつつもちょっと感動してしまいました。

どんなものでも映し出す、魔法の小箱。幼いころの宝物を探し出そうと頑張るキャサリンの姿は思わず応援したくなります。でも、必死で探し出した小箱を覗いても、そこには何も映ってはいなかった。

「おまえ、信じないの?」
「信じるさ。あんなに夢中で手に入れたんだもんな」

いつも斜めからものを見るような物言いのネガですが、これはとてもまっすぐで力強い台詞。ここでちょっとジーンと来てしまいました。
キャサリンが見ていたものは箱ではなく、箱に映った自分の夢。箱に何も映らないのは、彼女が夢を失いかけていたから。

「夢を小箱の中に閉じ込めといちゃダメだよ。もっと大きく、自由にキャサリンが自分で育てるんだ」

箱がないと夢を見れないと思い込んでいたキャサリンは、長い間箱から離れているうちに夢の見かたを忘れてしまったのでしょうか。箱がなくても夢を見ることはできる。それはつまり、ステッキがなくても魔法を使うことはできるということ。夢を忘れなければいつだって願いは叶うということ。そんな熱いメッセージを感じさせるエピソードでした。

私たちも、無意識のうちに夢を箱の中に閉じ込めてはいませんか・・・?