RED GARDEN 第05話「それぞれの窓」

相変わらずパラレルに進むストーリー。バラバラにそれぞれの背景を紹介しているようでいて、「ひとりじゃない」と孤独を埋めようする姿を共通のテーマとして一つにまとまってました。孤独感を埋めようとすればするほど4人がバラバラになっていく構図とか、さりげなく前回とペアを変えてきたりとか、面白いなあ・・・。

レイチェルの母親。あれだけ大騒ぎしても気づかない、編み物も手が震えてできないほどのアルコール依存症。多分父親も蒸発したか浮気したかで家にいないんでしょう。レイチェル、ちょっとかわいそうかも。

強がっていても実は不安でたまらないクレア・・・というのは視聴者の視点では分かりきってて、不安な気持ちを内に込めるか外に出すかの違いだけ。ローズに冷たい態度を取ったのは、ローズに自分の弱さを見てしまったからでしょう。

自分の不安を自覚しながらも、奇行に出ることなく「もっとみんなのことを考えて」と他人を思いやれるケイトは強い子だけど、そんなケイトでさえクレアの心に気づかなかった。視聴者から見れば丸分かりなのに。ケイトもまた、他人を思いやる余裕がなかったということなのでしょう。そう考えると、注目すべきはクレアじゃなくてそれに気づかなかったケイトなんだよなあ。

と、そんな感じ。話の進みは遅くなってきたけど、4人のキャラクターが掘り下げられていくのを見るのは楽しいです。