となグラ! 第09話「もしかして、ヤキモチ?」

こ、これは・・・。エロだとか萌えだとか言ってたら、このアニメの本質を見失ってしまうような気がします。俺自身、1話の時点では気づかなかった*1し。

今まで香月視点で進めてきたこのアニメですが、ここに来て勇治にスポットを当ててきましたねー。「香月を描きたいのか勇治を描きたいのか視点が曖昧」という感想をどこかで見かけましたが、よく見てみてば驚くほど香月と勇治が対照的に描かれていることが分かると思います。思い出に囚われた香月と、思い出を無くした勇治。この二人を対照的に描きつつ、お互いが少しずつ歩み寄る物語であることは今回のお話を見れば明らかでしょう。

離れてしまった二人の心は、それだけ二人が別々の時間が長かったことの象徴。一つの起点をきっかけに別々の道を歩んだ勇治と香月が、時を経て再び一つになる。これもまた一つのボーイミーツガールの形ではないでしょうか。

さて今回。自分の知らない香月の姿を見て、自分でも理解できないモヤモヤを抱える勇治。勇治方面でも揺さぶりをかけてきましたかー。これは今後の展開が期待できますよ。まじめなラブコメをやりつつも、エロも忘れてないのがこのアニメのすごいとこ。相変わらずのしましまぱんつは正義だよなー。

*1:というか気づかないふりしてたというか・・・