ふしぎ星の☆ふたご姫 Gyu! 第19話「ただいま!☆ふしぎ星」

冒頭の、ふたご姫がシャシャとカーラに激突するシーンだけで「あ、今回は玉川達文だっけ」と思い出させる切れのよさはさすがだなあ。

で、今回。思い出のネックレスを救うために「お母様の大切なものを守って」と魔法をかけるふたご姫。しかしペンダントは燃えてしまって・・・という、ほんのちょっとひねったお話。

「あなた達が一番大切なの」というのは定番のネタではあるんだけど、もしそこで「思い出のネックレスを守って」と願っていたらおそらく燃えていたのはふたご姫のほうだったのでしょう・・・。そう考えると、「自分の思い通りに動かない魔法」という設定の面白さと恐ろしさを改めて実感させてくれる今回のお話でした。

一つだけ贅沢を言わせてもらえれば、エリザベータ様の出番が実質的に無意味だったのがちょっと残念。性格悪いように見えて、感謝の気持ちを素直に表したり部屋を直してあげたりと、結構いい子だと思うんだけど。

  • そんな感じでエリザベータ様萌え。
  • ふたご姫の私服萌え。変身バンクも私服バージョンになってたのは芸が細かい。
  • ファンゴかっこいいな・・・。しかし俺はファンゴとレインのカップルは断じて認めませんよ!
  • 「お母様にあげる」って、お父様にも何かあげろよ!拗ねちゃってファンゴの相手ばっかりしてたじゃないか!

追記

なななななんですってー!!次回は見逃せない!!

追記2 今回の魔法の文言への違和感について

今回の魔法。なぜふたご姫は「ネックレスを守って」とお願いしなかったのか*1?そしてなぜ「宇宙の授けた光の答え(笑)」はネックレスではなくふたご姫を守ったのか?

ふたご姫が「お母様の大切なものを守れ」と言ったのは、ふたご姫が「大切なのは物ではなくお母様の気持ち」ということを知っていたから。そして魔法がネックレスではなくふたご姫を守ったのは、同じくエルザが「大切なのは物ではなくふたご姫」ということを知っていたから。つまりお互いの心がしっかり繋がっていて初めて今回の結末が導かれるわけで、どちらかが欠けていたらふたご姫の命は今回で尽きていたでしょう。

さりげなくいい話っぽく描かれてる今回ですが、実はかなり危ない橋を渡ってて*2、地味ながらも親子の絆が生んだ大きな奇跡のお話だったりするのでした。

ちなみに今回は「これぞ、宇宙の授けた光の答え」のカットは出てこなかったりします。

*1:意外と触れられてないんですよね、普通に考えると不自然だと思うんですけど

*2:そういう意味で「恐ろしい」と上で書いたのです