ふたりはプリキュア Splash Star 第22話「超オドロキ!満と薫の衝撃告白!」

これはやばい・・・。最近のプリキュアには神か何かが乗り移ってるんじゃないか?まさかプリキュア見て泣くとは思わなかった・・・。

色々と言いたいことはあるんだけど、いかんせんブランクが長くてうまく書けない。とにかく感情の揺さぶりがうまいというか、三歩進んで二歩下がるというか、その辺のじらしっぷりが最高にうまくて俺は揺れっぱなしですよ。

舞、満、薫が三者三様に抱えるモヤモヤを、咲が大空の木へと連れて行くシーン。これは咲にしかできないことだよなあ・・・。何も知らない咲がアホってわけじゃなくて、何も知らない咲だけど友達に対して何をすればいいかはちゃんと知っているのだよね。それぞれの絆と決別の象徴である、大空の木というモチーフの使い方もまた泣かせます。

そして、満と薫の正体を知る咲。

「だまれプリキュア!」
「違う!プリキュアじゃない!」
「私はプリキュアである前に、日向咲!」

これはもう反則と言っていいくらいの大技。セーラームーンから、というか古来魔法少女アニメから暗黙の了解となっていた「変身後は変身前の名前を呼んではならない」というタブーを破る咲の台詞。これはすごい・・・。咲の思いと同時に、スタッフがいかに本気であるかを思い知らされる、重い重い台詞です。

咲の話ばかりしてしまったけど、満と薫サイドの掘り下げもまたすばらしい。

「私たちは、プリキュアに・・・」
「言わないで!」
「満・・・?」
「お願いだから言わないで。私たちが何を感じても、何を考えても」
「結果は、同じ・・・」

これは切ない・・・。プリキュアに味方してもアクダイカーンに味方しても、満と薫が消えるという結果には変わりないんですよ。二人がいう「結果」はそういうことではない*1かもしれませんが、避けられない二人の消滅というのは悲しすぎる結末。満の悲痛な表情がまた泣かせます・・・。

舞に正体のエビデンスを与えてしまう、みのりのシーン。これが悪いことをしてるところではなく、みのりを助けているところだってのがまた切ない。

「友達・・・?」
「私たちが、咲の?」

名前ネタが出てくるのもまたすばらしい。俺はもちろん気づいてましたよ!ちゃんとこういう細かいけど大事なネタを拾ってくれるのもプリキュアのいいところ。やっぱプリキュアといえば名前ネタだよね・・・。


・・・と、感動にまかせて、なんか取りとめもなく書いてしまいました。

*1:プリキュアと戦わなくてはいけない、という現在の状況を言ってるんだと思います