桜蘭高校ホスト部 第05話「双子ケンカする」

今回も面白かった。

ネタが双子の話だけに、すっごく面白かった!!っていうことにはならなかったけど、お話自体はなかなかよかった。もちろん話の面白さがあってこそだけど、相変わらずの細かいギャグや演出の遊びが楽しくて、これはなかなかいい幸せ感。

双子の、どこか陰を含んだ設定はちょっと乙女心を刺激されます。「これまで世界は、"僕ら"と"僕ら以外"のふたつしかなかった」という光と馨。「双子」以上の認識ができないこれまでの世界と、双子を各個人として認識できるハルヒの、距離感の違いみたいなのがなんか面白い。どこまでが本気でどこまでがネタなのか曖昧な双子の内面も、微妙な距離感だよなあ。

まあなんでハルヒがそこまで分かるんだよ、とかそういうことが気になったら厳しいかもね。俺はあんまりその辺の設定的なことは気にしないので・・・。自分のことには無頓着だけど、他人のことはよく見てる子なんじゃないですかね。

  • 環の扱いがだんだんひどくなっているような。
  • ハルヒ、食べ物に弱いな・・・。かわいーけど。
  • 唐突に出てくるれんげには笑った。この子のパワーはすごいなあ。
  • ハニー先輩の周りに出てくる花みたいな効果が面白い。
  • ってか、光と馨って声違うよな、普通に。

追記

今まで、お互いだけがそれぞれを認識できていた・・・というのが余計に二人の孤立感と閉鎖感を高めていたと思うんだよね。"僕ら以外"の世界から見えるものは"僕ら"という世界だけで、光と馨という個体は"僕ら"というインターフェイスを通してしか外の世界にアクセスできなかった。だから光と馨は、必然的に"僕ら"という世界の中に閉じこもるしかなかったというか。

そんな"僕ら"の世界の中に、唯一入ることができたのがハルヒだったと。確かにこれは恐ろしい侵入者だなあ・・・。