ストロベリー・パニック 第05話「妹たち」

んー、ステレオタイプなキャラクターにステレオタイプなエピソードを割り当てるだけでも、千代を丁寧に追いかける構成のおかげで千代の魅力を引き出すエピソードとしてうまく成り立っていたなあ。ステレオタイプだけに感動も深みもないけど、作画の質の高さもあって、見ている間の30分間は楽しむことができる、ある意味この手のお約束アニメのお手本のような回でした。

・・・っと、いい加減認めよう、今回は楽しかった!!いやー、なんか今までイマイチ乗れずにいたんだけど、今回はよかった!千代ちゃんのピュアな思いがベタベタながらもかわいくて、とてもいい萌えでした。松来未祐桑谷夏子・・・じゃなくて光莉&夜々のコンビも、前回の話を踏まえて出てきてるだけに感情移入しやすく、そっちサイドの新入生の野川さくらもいいツンデレでかわいいなあ。

お話自体はもう突っ込む気にもならないベタベタさなんだけど、それでも丁寧に千代ちゃんの気持ちをなぞる展開で、がんばれ千代ちゃん!と感情移入させてくれました。ベタなお話とはいえ、エプロン姿の話題→罰当番で全員エプロンとか、ラストで夜のお茶会が実現するカタルシスがあったりとか、計算された構成がよかったです。作画も三文字とは思えない質の高さで*1、ところどころヘタレるのが逆に味があってよかったというか。

それにしても。野川さくらはすぐわかったんだけど、斎藤千和は最初分かんなかったわー。こんなオーソドックスな萌えキャラやるとは意外だったし、もともと斎藤千和は分かんないツボなんだよね・・・。俺は部屋を掃除した後の「いやーそれほどでもー」のとこまで気付かなかったけど、分かる人は最初の登場シーンで分かるだろうなあ。くそー。

あとは水樹奈々さえ出てくれれば躊躇なくガーゴイルを切れるのですが・・・。

*1:作画監督の方はお疲れ様でした・・・