交響詩篇 エウレカセブン 第46話「プラネット・ロック」

今回のエウレカがやたらとかわいかったのは柴田淳のせいということにしておこう。

そんなわけで今回。いつものようにテンション低めで見てたんだけど、今回はすごかった。圧倒的な作画力の持つ説得力の大きさ。お話がいくらめちゃめちゃでも、これだけ説得力の高い作画を見せてくれるとエウレカに萌えるしかないでしょ。

体の変化に伴い人相まで変化してきたエウレカですが、羽が生えた後のレントンとのラブラブっぷりが妙に生々しかった!レントンが目を覚ました後の浜辺のシーンで、さりげなく体の左半分を隠すしぐさから始まり、レントンに抱きついたときの羽の微妙な動き、おでこをくっつけあう二人の姿、そして羽を触るシーン。

羽のリアルな触感は、俺が言うまでもなく各地で大絶賛のことと思いますが、そこに至るまでの芝居の細かさ。これがあってこそだと思うんですよね。抱きついたときの触感、おでこを当てたときの触感、そして羽の触感。触感によってエウレカに命を与えるという神業を見せていただきました。

アニメーションとは2次元のキャラクターに命を与えること。どちらかというと俺は脚本の視点でそれを追求してきたけど、作画力によってキャラクターに命を与えることもまたアニメーションのカタルシスなんだな、と改めて原点に気付かされた気分でした。

あっれー

羽の触感に誰も触れてない?鳥肌立つほどの作画だったんだけど・・・。ここに燃えないでどこに燃えればいいんだろう。まさかホランドの「世界を救うんだ!」とかいう飛躍しすぎのナルシズムに感動できるわけもないし*1、また分からなくなってきました。

*1:アンタ前回ドミニクさんに何て言ったのよ