かりん 第14話「ふたりで朝まで 恥ずかしい」

最近は今ひとつのかりんですが、今回はよかった!

作画がいいのは相変わらずなんだけど、かりんと麻希がそれぞれ自分の恋を自覚した上でのお泊りイベントってのが憎い演出ですね!後半に向け情報整理をしつつ、女同士の友情を深めるという名エピソード。

「夏休み、大変だったの・・・?」という麻希の探るような言動とか、事あるごとに邪魔をする杏樹の「邪魔・・・?」とか、一見ギャグに見えるんだけど、今までの話で背景を知っているからこそ裏に潜む重みに気付く台詞なんかがすごくよかったです。これこそ俺の求めるドラマのカタルシスなんだよね・・・。上っ面の萌えアニメも、上っ面の癒しアニメも悪くはないけど、やっぱりそこに生きる人間のドラマが見えてくる話が俺は大好き。

果林ママと杏樹のドタバタっぷりも楽しかったし、作画も良好だったし、2クール目の最初としては十分な出来ばえだったのではないでしょうか。

それにしても、麻希がウィナーを好きっていう段階でこのアニメはドロドロしないことを約束されているので、今回は安心して見れましたよ。ドロドロはかしましにまかせて、このアニメではほのぼのラブコメを見せてもらいたいものです。