鍵姫物語 永久アリス輪舞曲 第08話「Croquet-Ground」

これも前回見逃し。きらはメインっぽく、見たかった・・・!

それはともかく今回。ちょっと見逃したと思ったら新キャラ続々登場で混乱気味ですが、やっぱりきらはの描写には光るものがあります。この子の気持ちと「終わらない物語」のテーマだけでかなりいいお話になると思うんだけど・・・。

「みんなの抱えてる物語が美しければ美しいほど、その裏に潜むものは醜かったりするものよ」というあすかの言葉が指すとおり、きらはの最も美しい思いは、同時に最も醜い思いであったわけで。きらはの兄を思う気持ちが純粋であればあるほど、兄への恋心に苦しんでしまうというパラドックス。「物語を奪うことで救われる」というキーワードもなかなかいい感じで、「男性にトラウマがある」という設定も今回の赤ずきんキャラに合って面白い。この辺のテーマを進めていけばお話がもっと広がると思うのですが・・・。

残念ながらこのアニメのキャパシティでは扱いきれないテーマだったようです。「私たちのアリスが現実逃避だなんてあるはずがない!」って、そっち行っちゃいますか・・・。うーん、もったいない。

追記

今回のゲスト、大神ミカ。
http://trinet.cata.jp/kagihime/11_theother/mika.html
桜沢いづみデザインらしい。この人の絵、好きなんだよなあ。しかし榎本温子はわかりやすい。