とんがり帽子のメモル 第05話「どうしてお腹がすくのかな?」

Fateが始まるまで微妙に暇なのでメモルを見る。

演出佐藤順一作画監督只野和子という、今の時代なら超豪華スタッフによる今回ですが。いやー、やっぱメモルは別格。もう全肯定以外ありえないでしょ。病気なのでお腹がすかないというマリエルが、メモルの元気さにつられてお腹がすく・・・っていう回なんだけど、「マリエルのお腹がすく」という1点だけで1話の話を作ってしまうというのはすごすぎ。

メモルという妖精は出てきているけど、別に魔法を使うわけでもなんでもなく、ただ猫と追いかけっこをしているだけ。で、マリエルはそれを追っかけてるだけ。それだけで1話のアニメとして成り立ってるんだから、ARIAもびっくりですよ。

只野和子作監だけあってマリエルのかわいさは言うまでもないんだけど、それ以上にキャラクターに血が通っているかのような生き生きとした動きは、キャラクターをコンテンツのひとつとして扱いがちな萌えアニメを見慣れた目にはまぶしすぎます。緻密なロボットアニメも、媚び媚びの萌えアニメも好きだけど、やっぱり自分のベースはこういう生きた二次元の女の子なんだなあ、と改めて思わされました。萌えアニメエロゲーが好きなのも、結局は「二次元の女の子」を求めているんだろうなあ・・・。

と考えると、ガンダム世代にもあてはまらず、オナニーのネタになればいいという萌え原理主義*1にも当てはまらず、「アニメの女の子はボクを裏切らない」といういわゆるフィギュア萌え族(もはや死語だな)にも当てはまらない自分はアニメファンとしては異端なのかも・・・という気もしてきました。

感想サイトの人ってクールかVIPノリか両極端が多いから、本人のスタンスとか、何考えてアニメ見てるのかいまいち分かんないよなあ・・・。その辺疑問に思う人はいないんだろうか。

*1:超偏見