Fate/stay night 第02話「運命の夜」
「――問おう。貴方が、私のマスターか」
セイバーついに登場!!!!
奇しくも
http://d.hatena.ne.jp/kkobayashi/20060107/p1
の日記で予想したとおりの流れになった2話。本来は1話目としてもって来るべきエピソードなんだけど、あえて1話に士郎の背景を語ってきたわけですね。
放課後のグラウンドでアーチャーとランサーの戦闘を目撃する士郎。「目撃者は消す」というランサーに襲われた士郎の前に現れたのは、甲冑を身にまとった美しい少女だった・・・。
と、そんな感じ。ちょっと急ぎすぎかな、という気もするんだけど、さすがに2話目ともなればセイバー出さなきゃでしょ。2話目までにはセイバーを出すのを大前提として、凛や他のヒロインの描写を犠牲にしてまでも、士郎だけはちゃんと描くと。色々と伏線らしきものや謎の専門用語は出てきているけど、一番大切なのは士郎のピンチに現れたセイバーの姿な訳で。そう考えると、もっと士郎の絶体絶命っぷりを演出してもよかったかな。
ともかく、今回でようやく物語のスタート。いや、真のスタートは次回になるのかな?なかなか盛り上がらずに歯がゆいかもしれませんが、もうちょっと待って!
- 士郎の凛のイメージはやたらと美化されているな!
- 神奈延年のランサーは似合ってるな。かっこよい。
- ランサーが士郎の心臓を突くシーン。あのいきなり感はいいね。原作を超えたシーンだと思います。
アニメオンリーの人向けネタバレ
前回の感想に引き続き、どうでもいいネタバレに突っ込んでみました。
- 凛と、凛の父親のシーン。頭の撫で方も、父の不器用な愛情がちゃんと出てましたね。
原作から抜粋。
力加減が分からないのか、撫でているというより頭を鷲掴みにしてグリグリとまわしている、という表現の方が正しい。
それも当然だと思う。
なにしろ、この人が私の頭を撫でたのは、このときが初めてだったのだから。
- アーチャーは紅茶を入れるのがうまい(笑)
- 2日目の朝食のシーン。BGMは原作のアレンジです。いいねえ。
- 朝食のメニュー。定番のおかず+主菜でレンコンとこんにゃくのいり鶏だそうです。
- 慎二が凛に振られるシーン、原作ではちゃんと描かれてます。ひどい振り方・・・。興味のある方はぜひ。
- 士郎を助けるために使った宝石は、父親からもらった形見なのです。これはアニメでも分かると思うけど。
- アニメだとイマイチ分かりづらいかな。士郎の能力は「強化」。ポスターを鉄より硬く補強したのですが、ランサーの槍の前には及ばなかったようです。
- ランサーが「わりと驚かされた」のは、強化の魔術を使う魔術師は珍しいから*1。
- ランサーに蹴られたシーン。原作では背中から落ちてます。どーでもいいけど。
- セイバーと士郎が対峙するシーンは原作と全く同じ。うはー。
ネタバレ感想
ゲームやった人向けというか、やってない人には読んでも意味のない感想です。
- 「アーチャーの方から名前を聞く」というのは神聖な儀式じゃないのか!?うーん。これは端折っちゃダメだと思うんだけどなあ・・・。
- 凛が一つ目の令呪を使うシーンは描かれないのね。まあ、凛の令呪なんて物語的に大した役割はないけどさ。
- ライダーの結界って、アニメではなし?ライダーとキャスターが戦うシーンもあるっぽいし(ドジっ子VS萌えっ子ですな)、少しずつ原作とは変わっていくのかもね。
- 桜の土日の予定。士郎の傷を見ても動じない桜。やっぱり桜がマスターの線はなし、か。純粋に慎二を悪役にしてお茶を濁すのかな。もちろんそれがベストだと思うけど。変に桜をいじると収拾つかないもんねー。
- ランサーから逃げる士郎の必死感、もう少し欲しいよね。
- 士郎を助けたときの宝石、アーチャーは返すよね?これを返すか返さないかで結構違うと思うんだけど。
- 次回予告の、セイバーのカッパ姿に萌え。
次回はどうなるのかな。言峰のとこに行くのはいいとして、Aパートで解説、BパートでVSバーサーカーってとこかな。・・・いや、そのまえにセイバーがアーチャーを斬るシーンがあるはずだし、Aパートで言峰の教会へ着いて、Bパートでイリヤ登場で引き、かな?
あと、ここ2話のおとなしい演出だと、士郎がバーサーカーに内臓ごと持ってかれるような描写もなさそうですが・・・。この辺のグロイ描写もFateの味だと思うだけど、どうなんでしょ。
っていうか、各地の感想に突っ込みたくてしょうがない!アーチャーが剣で戦ってるのはなぜか?そしてあの剣はどこから出てきたのか?それは物語の根幹に関わる重大なテーマなのですが、セイバーシナリオでは語られることはないかもね・・・。
凛グッドエンドのCG(片膝のアレ)に突っ込んでる人が多いのにも笑いました。でも考えてみてくださいよ、ここであのCGが出るってことはUBWには行かないってことじゃない?桜フラグをことごとく切ってる状況を考えると、Heavens Feelにも行かないわけで。とすると、やはり王道のFateに行くのでしょう。・・・でも、そうするとアーチャーの見せ場が・・・という大問題があるわけで。
その辺を解消するために、凛の形見の宝石のエピソードを敢えてサラッと流したのかも。アーチャーはあくまでもサーヴァントの一人として扱い、士郎とUBWは何の関係もない、とするのかも。それはそれでしょうがないかな。セイバーを描くためだもんね。
*1:正確に言えば強化したポスターを盾として使ったからなんだけど、アニメではそういう使い方をしてないので