SHUFFLE! 第19話「忘れ得ぬ想い」

各地ですごいすごいという感想だけは聞いていて、ものすごく構えてみてしまいました。感想が長い間止まっていた原因の一つは、このアニメが見られなかったことにもあったりします。

んで、本編ですが・・・。

自分を憎ませることで楓に生きがいを持ってもらおうとする凛の不器用な優しさと、それに気づいてしまった楓のお話。以前も言っていた「凛くんのお世話をすることが私の生きがい」という台詞を、今回改めて聞くとその重さが何倍にも感じられました。

ギャルゲー、特にエロゲーでは敢えてタブーとされてきた、恋愛において避けられない三角関係の悲劇。段々と壊れていく楓が見ていて切なすぎる・・・。それを見つめるプリムラの存在が、楓を見る視聴者と微妙にシンクロして切なさを高めてくれます。ラストの楓の絶叫はもう、今までずっと気持ちを抑えてきた楓を見ているからこそ、すごい衝撃でした!自分の生きがいを次々と奪われる楓の気持ちは一体どのようなものなのでしょうか。

これからどうなるのかな・・・。楓にはほんとに幸せになって欲しいですよ。

演出的にも色々と細かい芝居を見せてくれたりするのですが、あまりメタ的な視点で見るとつまらなくなるので特に触れないでおきます。

追記

今回、別にだれが悪いって訳じゃないんだよね。亜沙先輩も楓も。凛は確かにアホだけど、それでも彼が亜沙先輩を好きになること自体は誰にも責められないし、恋愛で頭がパーになってしまって楓の様子に気が回らないのも、まあ仕方ないことではあると思う。

エロゲーのフォーマットでこういう話ができてしまうこのアニメはすごいと思うし、今回の話だけでも十分すごい。ただ心配なのは、三角関係を持ち込むからには、何らかの決着をつけないといけないわけで。どちらかを選ぶということは、どちらかを捨てるということ。エロゲーアニメにおいて「ヒロインを捨てる」という最大のタブーを犯してまでも見せたいものがこのアニメにあると言うのなら、もはや何も言うことはありません。最後までお付き合いいたします。

追記2

後藤邑子、すごいな。この話だけでいろんな後藤邑子が見れて、ファン冥利に尽きます。萌えるだけじゃなくてうまいよな。泣きながら「ごめんなさい」って言うところとか最高でした。俺は叫んだりとか泣いたりとか、そういう派手な演技よりも何気ない日常芝居でうまさを感じてしまうタイプなので、こういう泣き出すシーンで「うまいな」って思ったのは珍しい。

あと、今回あおきえい&牧野竜一のGIRLSブラボーコンビなのね。やっぱやればできる子じゃん・・・。

追記3

後藤邑子ファンとしてはリンクしておくべき・・・なのかな?
http://yaplog.jp/tubuyaki3/archive/8