交響詩篇 エウレカセブン 第28話「メメントモリ」

レイさん散る、の巻。

んー、なんだろ。レイが子供を産めない体だということも、エウレカを憎んでいることも分かるんだけど、このアニメ独特の(?)突き放した演出のせいか、あまり感情移入ができなかったり。そもそもこのアニメ、基本的にはレントン視点なんだけど、特に今回の話とか群像劇っぽくて誰に感情移入してみればいいのかよく分からず、ただテレビに映る映像を見るだけ・・・みたいな感じでした*1。レイの左腕が千切れているシーンも、特に物語上の説得力が増したというわけでもなく、ただ残酷なシーンを見ただけ・・・みたいな。レイの心の内をあえて明かさず、散らかされた白鳥号やチャールズのフェイバリットソングでお察しください、みたいなオシャレ演出は頭の悪い俺にはよく分からんのですよ。レントンに対しては何やらしゃべっていたけど、まさか命をかけてレントンを救いにきた、なんて訳ではないんでしょ?

音楽好きなマシューの特技が発揮されていたり、エウレカが相変わらず萌え萌えだったりと、その辺はよかった。今回のタルホさん、レントンの血液をホランドに輸血することに一番わだかまりがあるのは自分だろうに、それを決して表に出さずレントンにお願いに行くのはすごいと思いました。ずっと嫌いだったタルホですが、あんたいい女だねえ。見直したよ。そして妙にカッコイイホランド死亡フラグ立ちまくり。

あと、月光号VS白鳥号の作画は熱すぎ!

追記

多分だけど、イマイチ乗れない一番の理由は、チャールズ&レイがなんでそこまで命がけでエウレカ奪還作戦を敢行したのか、というのが分かってないからだと思います。そりゃあ背景も分からず死亡シーンを見せられても、感情移入できないよね。頭の中を整理してもう一度見たら感動できるのかな。

*1:いや、実際テレビの画面を見てるんだけどさあ