双恋 第12話「バレンタイン・パニック」

こ、これは・・・。最終回付近になって急に面白くなってきた。双恋の醍醐味を味わった今回でした。

菫子の追求、そして薫子の告白。今まで単に薄っぺらい浮ついたキャラだった一条姉妹に生身を感じた。

「だって望ちゃん、今も『薫子ちゃんたち』っていうでしょ?『菫子ちゃんたち』って言わないでしょ?」

んー。すごい。こういう細かいとこだけど、潜在的に気にはしてたのね・・・。そしてお互いがうらやましがってることを告白するんですが、これは5話の話を受けてるのね。このシーン、このアニメにしては珍しい激しい感情のぶつかり合いと不気味な表情*1で、なかなか盛り上がって見れました。

結局は2人で本命チョコを渡すんですが、ただ渡すっていうんじゃなくて、実はこういうぶつかり合いがあって、2人で考えた結果というのがいいよね。この辺は桜月姉妹よりも一歩踏み込んだ考えをもってる、ってことかな。

そんな精神的にまだ幼い桜月姉妹も、奇麗事では通用しない現実を認識するわけで。

「どうしてなの・・・。望くんに他に好きな人がいても、自分たちが望くんを好きなら平気って思ってたのに、どうして・・・」

「帰れない・・・」
「え・・・?」
「このままじゃ帰れない!望くんのほんとの気持ち、確かめなきゃ!」

キラちゃん、強い子だ。恋愛も初めてなら嫉妬も初めてだろうに。今回、キラちゃんの強さが光りますね。しっかしその後の望ちゃんの顔!すっげえ顔。冷や汗かいてるし。その後の桜月さんたちの必死さもすごい・・・。

ということで、今回はすごい回でした。まさかこんなアニメで「顔で演技」されるとはね・・・。いやはやびっくり。

*1:誉め言葉ですよ?