双恋 第10話「トライアングル・クリスマス」

水橋の出ない双恋に用はないんだが・・・

・・・と思っていたけど、なかなかどうして、やるじゃないか。化けたなあ・・・。複雑な人間関係をよく1本の話にまとめたもんだ。うーんすごい。

では最初から見て行きましょうか。

ぴ、ぴょんぴょん寝ぐせ・・・。恥ずかしいネーミングだなおい。

「くそー、俺もああいう寝ぐせがあればなー」

・・・違うぞ、敬介。そんなボケをかましつつも

「どうみたって桜月姉妹より、一条姉妹と一緒のときのほうが楽しそうだもん」
「あっ・・・」
「自然って言うか、肩の力抜けてるって言うか、・・・とにかく楽しそうだ、うん」

見てるとこ見てるじゃないですか。んー。

そして、優也登場!かませ犬なんだけどなあ。こいつ自体はいいヤツだよな。望ちゃんがダメダメなだけ。ダメダメな自分を認識させられるから、優也が苦手なんでしょう。

望ちゃんの態度、どう見ても薫子を意識してるとしか思えない。それを本人に気づかせてくれる人が必要なんだろうなあ。それは今のところ敬介しかいないわけですが・・・。菫子が気づいてどうするよ!

で、菫子が望ちゃんを好きだということがばれてしまって、薫子は望ちゃんが好きだと言う事を言い出せない、と。菫子のわずかなクセをみて気持ちを察する薫子。こういう双子ならではのエピソードというかテクニックはどんどん使って欲しいものですね。双子だから心が通じ合う、っていうことの便利さと不便さ。心が通じ合うがゆえに生まれる軋轢。「わたしは双子だから、わかるんだよ。薫子、本当は望ちゃんのことが好きなんだよね」みたいなさー。お互い牽制しあって、その間に桜月姉妹が・・・みたいな展開もよいなあ。ドロドロしすぎか?

望ちゃん、なんか薫子が好きってことになってるけど、優也が菫子狙いだったらどうだったんだろう。双子を平等に扱いすぎて、なぜ薫子かってのが全然明確になってない。むしろ菫子の方が候補に上がりそうな気すらする。控えめだけど、実は大事なところは外さないところとか。そういう他人には気づきにくい美徳が分かるのは望ちゃんだけ、みたいな・・・。

優也を見て、何もしてこなかった自分を認識するとともにこれから自分にできることを考える。望ちゃんにとって優也はそれだけの役割でしかないはずで、優也が薫子狙ってるからって望ちゃんも薫子狙いにいく、ってのは話としていまいち分からん。人のものになると惜しくなる、っていう心境なんでしょうか?いまいちわかんねえなあ・・・

「望くんとつきあって、初めてのクリスマスイブ」

付き合ってることになってるよ!!脳内設定か!?今回ちょっと桜月姉妹の純粋さが怖いなーと思ったり・・・

「優也くん、友達だし」
「友達としてじゃ、ないんだ!」

予防線をものともしないアタック。さすがセクハラ大王。

「友達なら、問題ないよね」

うーん、すげえな。この強引さ。そのうち「ゴムつけるから、問題ないよね」とか言い出しそうだ。