月詠 -Moon Phase- 第03話 「おにいさま、私といっしょに暮らしてくださいね」

って、よく考えたら夜行性だから学校行けないじゃん。夜学部にでも行きますか?

・・・それはそうと。第3話になっても衰える気配を見せないこのアニメ。すごいっすねえ。

って、OP変わってる!!気づいたところだけでも海亀の産卵と月見で一盃の絵が差し替わってる!うーん。まあテレビ東京だし、当然といえば当然か。アニメに優しいんだか厳しいんだかわからない局だよなあ。確かに両方きわどい描写でしたが・・・。幼女とキスするってのはOKなのかな?難しいですな。それとも「俺の葉月たんは処女なのです!卵なんて断じて産まないのです!」という抗議があったとか?まあどうでもいいか。差し替わったからといってOPの魅力がなくなるわけではないし。

んで本編ですが。前回疑問だった、日本にきた理由と手段がいきなり解明されてしまいましたね。もうお約束だからあえて言わなくてもいいんじゃないかと思って疑問にも思ってなかったんだけど、こうしてちゃんと説明されると好感がもてます。しかもただ説明するだけじゃなくて、空港の係員には邪眼が効いた、っていう説明も含んでる。たいしたものです。というか、脚本に大きな矛盾がないだけですげーって思うのは、いかに今までくだらないアニメを見てたか、ってことだよな。前シーズンのアニメは脚本がダメダメだったり、投げっぱなしだったり、超脚本だったりと普通の脚本がほとんどなかったからね。

なんだろ、話が特に面白いわけでもないし、キャラが特に個性的なわけでもないし、絵が特に魅力的というわけでもない。音楽は特筆すべきものがあると思うけど、その他は特にどうということのないアニメ。でもなぜか惹かれてしまう。これは俺がバカアニメを好きなのと同時に王道アニメが好きだからなんだろうけど、やるべきことをちゃんとやって、押さえるとこをちゃんと押さえてるところがいいのかもしれない。各要素は特にすごいって訳じゃないけど、全体的に安定して質が高い。だからバランスがよく取れてる。あと、見てて引っかかる(悪い意味でね)ところがなくて、素直に体の中に入っていく感じが気持ちいい。これは単に自分の体質に合ってるだけなんだろうけど、キャラを見ててムカツクということがほとんどない。逆にいえば印象に残りづらいってことかもしれないけど、DearSでタケヤのヘタレっぷりにムカついてたような気持ちがない。耕平はいい奴だよな。葉月に八つ当たりしたことを素直に反省できる素直さがあるし、迎えに行く行動力もある。主体的に動く男キャラは見てて気持ちいい。こういうのって、大抵ヘタレ男が振り回される、っていう構成になると思うけど、って実際耕平は振り回されてるけど、それでも少なくとも自分の意志で行動してる。主導権は握られちゃってますが・・・。

で、耕平をこうやってある程度完成されたキャラにしておくことで、安心して葉月の未成熟さに集中することが出来るわけですね。前に「このアニメは葉月に萌えられるかどうかが最大のポイントだ」って書いたけど、その点では十分達成できてますね。コロコロ動く葉月はなかなかかわいい。斎藤千和も、この人に萌えボイスが出せるのかって思ってたけど、結構いいですねえ。このまま暴力系美少女声優になっていくのでしょうか?

今後の展開ですが、どうなるんでしょうねー。前回の予想はことごとく外れてしまったわけで。今回も前半見てて、てっきり母親を探すってのがテーマになると思ってたのに速攻見つかるとは。びびった。多分今後は城に連れ戻そうとする人VS葉月&耕平っていうのがメインテーマになるのかな。「好きな人の血を吸っちゃいけない」云々は、多分最後の最後で効いてくるんでしょう。なので今は置いときます。

ということで次回に期待。

そういえば、なんかこのアニメの感想を書こうとするとDearSが思い浮かぶんだよなあ。どっちも落ちモノ*1系だからかなあ。でも同じ落ちモノでもこうも違うもんかね?GIRLSブラボーとかさあ。ほんっと前シーズンの落ちモノは駄作が多すぎたよ。

*1:キーワードにリンクがないので補足。アニメでの「落ちモノ」ってのは、ある日空から美少女が降ってきて・・・っていう話。美少女アニメの基本パターンですね。うる星やつらとか。最近ではDearSとかGIRLSブラボーとかはにはにとか。