月詠 -Moon Phase- 第04話 「おにいさま、…キスしたくなっちゃった」
OP変わったのって、前言ったの以外には「ふるふるふるむーん」で変身するところだね。ランドセルになってる。まあ、はだかマントはさすがにまずいよなあ・・・。
と、今回もOPで軽く洗脳されたところで本編の感想でも。・・・といっても、今回はわりと大きな展開もなかったので特に書くことはないんだな。序盤のドタバタが一通り終わって、落ち着いたというところでしょうか。落ち着いたとは言っても、相変わらず高い質を保っているので安心して見れますな。
そんなわけで、今回の感想は単発の箇条書きになってしまいそう。
- ネコミミはじいちゃんの趣味だったのか!ってか、吸血鬼とネコミミって全く関係ないよな。なんで吸血鬼の女の子ってのは猫に例えられるんだろ*1。犬系の吸血鬼っていないもんかね?
- 料理上手(?)ってのは伏線か?両親が家にいないことが多くて、とか・・・
- 家を輪切りにしたようなレイアウトといい、金だらいが落ちてくる演出といい、80年代のコントを狙ってるのか?さすがに毎回出てくると何らかの意図を感じるんだけど・・・
- 夕暮れの教室でカメラを磨く演出はちょっと無理があるのでは?
- トマトジュースキター!血の代わりにトマトジュース、って誰が最初に考えたんだろ?そういや昔読んだエロマンガ*2で「じゃあアンタこれで輸血できる?死ぬわよ」みたいなセリフあったなあ。
とまあこんな感じなんだけど、一つだけ気になったことが。今まで葉月は血を吸うことを「キス」という言葉で表現してたけど、それはどういうことなのか。俺はてっきり吸血鬼の間では(または葉月の勘違いで)血を吸うことはキスに相当することになってるんだと思ってたんだけど、
「ヴァンパイアは、満月の夜に血を吸いたくなる。そんなの常識でしょ!」
と言ってしまってる。ってことは、それはキスでなく血を吸う行為だってことを自分で分かっているってことなんじゃないか?
うまく言えないんだけど、視聴者は血を吸うことはキスではないって思ってるのに対して、葉月は血を吸うことはキスだと思ってる。この認識の違いが面白いところだと思ってたんだよね。でも葉月はちゃんとキスではなく血を吸うことだって分かっている。まあ実際血を吸ってるわけだから、認識できてないはずはないんだけど・・・。でも葉月には自分の本能を自覚して欲しくないわけですよ。「何か分からないけど、喉が渇いて、歯がムズムズして、耕平にキスしたくなっちゃうんだもん!」くらいのことを言って欲しかったなあ・・・。そもそも吸血鬼の自分に決別しようと思った(のか?よく分かりませんが)んなら吸血鬼としての本能には逆らおうとするのが自然な気もする。なんかまだ葉月のことがよく分かってない。吸血鬼モノのお約束を理解してないとちょっとついていけないとこがあるなあ・・・。理屈抜きで萌えればいいのかな?
ところで、今後の展開はどうなるのでしょうかね。予想としては、実家に返そうとする刺客VS葉月ってのがあると思ってたけど、今回とか見てると吸血鬼としての本能(ルナ?)VS人間としての理性(葉月?)っていう展開の可能性もあるなあ。あ、でも今回普通に力を使ってたから、本能を否定する気はないのかもしれない。うーん、どうなることやら。
夜しか活動できないってことは、対人間では耕平とおじいさんくらいで世界が閉じてしまっている気がする。広げるとしてもせいぜい陰陽師の先生か同僚の女くらいだし。そうすると吸血鬼方面に広げるしかないんじゃないかな?もちろん世界を広げないで、耕平の家を舞台に葉月が家族になっていく過程をメインテーマにする、ってのもありだとは思うけど。