月は東に日は西に/Wind -a breath of heart- 第09話 「夏祭り」/「風音の咆吼」

始まったときは全く気にとめなかったのに、今では今期最大の楽しみの一つにまで成長してきたこの時間帯。藍青みたいなリアル指向(笑)の恋愛アニメには拒否反応を示すくせに、こういうエロゲーのバーチャル恋愛には妙に共感してしまう俺は病んでるよなあ・・・。ま、いいけどさ。

まずははにはに。先週「ちょっと近くにいすぎたかな」と言ってて、今週は見事に作戦決行。直樹と距離をとり始める保奈美。作戦どおり、保奈美を気にし始める直樹。作戦は大成功のようです!

そして保奈美を探しに行く直樹。直後に家にくる保奈美。タイミング悪いな・・・。嫌な予感がするよ。さらにタイミングの悪いことに、宴会に誘われる始末。嫌な予感がさらに増える。

「なんかうれしそうね」
「え?そ、そうかな、えへへ・・・」

照れる美琴萌え!!!・・・いや、萌えてる場合ではない、保奈美さんが大変なことに!先週に引き続き待ちぼうけを食わされる保奈美。浮かれる美琴と対照的で、これがまた切ない。実に切ない。家で待ってる場面の気まずい雰囲気も切なすぎるよ・・・。

しかし、これだけ落とした甲斐があって、最後に大逆転を見せてくれます。気づいてよかったですよ。これは結果論だけど、直樹が家にいるか、携帯を持ってるか、宴会に行かないで家に帰るか、どれでもいいけどどれかの条件を満たしていれば一緒に夏祭りに行けたんだよな。確かにそれはいいことだけど、それよりも自分で約束に気づいて、自分の意志で告白したという点ではこの展開でよかったんじゃないでしょうかね。これで気づかずに宴会やってたらバッドエンドまっしぐらですけど。

こういう落とすだけ落として最後に大逆転、っていう展開は燃えるよな。萌えるじゃなくて燃える。実にすばらしい。

苦しむ直樹で終了だったけど、こういう設定はどうせ陳腐なものなのでどうでもいい。

続いてwind。今日はひとり原画&作監ですか!安い3文字作画が横行する一方、短編アニメでひとり原画があったりもする。1パートが独立してるからこそできる芸当だよな。すごいっす。

飛行船=力の象徴、なんだろうか。なにかの前触れを感じさせる始まりですが、話が佳境に入ってきたのか?というか、ひなたはいつも双眼鏡を持ち歩いてるのか?

「で、ひとりで夕飯食べるのもアレだし・・・ここなら、料理もおいしいし、それに・・・望ちゃんの顔も見たかったしね」

夕飯でみなもの家には行かない、か。さすがまこちゃん。わかってるね。

で、各地で力が使えない影響が出てるというのに、みなもはなんか全然関係ないことしてるし。電話に出ないのが気になるのは分かるが、まこちゃん入院中(?)ですから!それにしても、暗い子だなあ・・・。暗闇で電話を見つめるみなも、怖すぎる・・・。それもまた萌えなのだろうか。

留守電シチュ対決
はにはに

プルプル・・・ガチャ
「はい、藤枝です。ただ今留守にしております。・・・・」
(「はい」の直後にガッカリする直樹)

よくない、実によくないですぞ、演出さん。真の留守電シチュとはこうするのだ!!

・wind

プルプル・・・ガチャ
「はい、丘野です」
「あっ、まこちゃん?」
「ただ今、留守にしております。・・・・」
(「ただ今」のあたりで目を見開くみなも)

留守電くらいでそこまで思いつめるみなもはどうなのか、とは思いますが、留守電シチュはとしては完璧なでき。「本人と思って話し掛けたら留守電メッセージだった」ってのがいいんじゃないですか。