月は東に日は西に/Wind -a breath of heart- 第08話 「それぞれの夜」/「夜空と風と」

基本的にエロゲー原作アニメってのは駄作だと思っているんだけど、この時間帯は結構楽しんでたりする。

はにはに。相変わらずエロゲーのテキストをそのまま脚本にしたようなタイミングが気になります。もっとためろや!!美琴が泣く所とかさー。

「泣きたいときには、泣いてもいいんだぞ」
「うわーん」

・・・って。泣くの早っ!

「泣きたいときには、泣いてもいいんだぞ」
「・・・」
「・・・・・・ぅ、う」
「うわーん」

くらいの溜めがほしいっす。

前回につながる、家族に対する直くんのこだわり、前半の美琴の前向きっぷりと後半の落ち込みっぷりのギャップ、押さえるところはちゃんと押さえているのだけどなあ。そう考えると、前回の茉理のエピソードは、「家族」という点で美琴と、「恋愛」という点で保奈美とつながるエピソードだったんだなあ。

にしても、タイミング悪すぎだ。二兎を追うものは・・・と言いたいけど、さすがに直くんに同情するよ。誕生日と肉親探しだったら、肉親探すよな。そりゃあしょうがないっすね。

そしてwind。なんかみなもが今期最萌えになりそうなくらいみなも萌えなんですが、どうしたらいいのでしょうかね。前回のキスでみなもを意識しまくるまこちゃん。ありゃあ焦り過ぎだって思った作戦でしたが、朴念仁のまこちゃんに恋愛を意識させるためには効果的だったのかもしれませんね。みなもGJだ。

そして期待通りに浴衣を着てくるみなも。またまたGJ!!

「ねえ・・似合ってる、かな?」

このセリフの言い方がまた、たまらん!!よくあるパターンだと「似合ってる・・・かな?」みたいに妙な間を作ってしまいがちなんだけど、これはまた絶妙な間で、わざとらしくなく溜めを作っている!!すごいテクニックだ。そして電車。ピンクのリップ*1の唇に先週のキスを重ねるまこちゃん。・・・怒涛の攻めですな、みなもさん。その選択は正しいかもしれないな。向こうが恋愛を意識したら一気に攻めるのだ。先週までと完全に立場が逆転してしまってるのがすごい。策士ですな。

彩ちゃん、なぜ祭りなんぞに来てるのだ?そして妙に気を回す彩ちゃん。うーん、いいね。

「そ、そんなこと、気にしないでいいんじゃないカナ?」

言ってしまってから「しまった」と口を押さえるみなもでした。事実、このあとは彩ちゃんに主役が移っていくわけですが・・・いや、もちろん金魚すくいに失敗するみなもとか、たこ焼きを食べるみなもとか、見所はあったのですが。りんご飴に食われましたね。食われたのはりんご飴じゃなくてアンタですから!!残念!!

みなもが風を吹かせるシーンはいいよねえ。幻想的というか、非現実的というか。蛍って分かってはいても、実際出てきてみるといい感じ。こういう演出が大好きなんだなあ。なんだかんだいって、彩ちゃんついてきてよかったんじゃないかな。あの状態で2人きりだと息が詰まりそう。だからこそ、まこちゃんはあんな熱心に彩ちゃんを誘っていたのかもしれないな。

*1:化粧でないあたりがキモオタの幻想ですかね・・・