さくら荘のペットな彼女 第21話「誰のせいでもなく雨は降る」

秦さん卒業のニュースを聞いた直後に見るアニメじゃなかったな・・・。

まあそれはともかく。空太のゲームが落ちるのはよいとしても、青山さんの声優オーディションくらいは合格してもよさそうなもんだけど、このアニメにおいて凡人はひたすら挫折するという方針が貫かれているのが辛い。ご都合主義的なものに対するカウンターか!?というくらい辛いので何ともしんどいことはしんどいのですが、同時に世の中のままならなさというのを改めて実感させられる話ではある。そうだよなー、どんなに頑張ってもダメな時はダメだよなー、みたいなマイナス方向の共感が生まれてくるのが不思議な感じ。

それと対比するように、自らの才能を無自覚に振り回すましろ。凡人ズの挫折を書くならましろの才能に対してどう思ってるのか?も書かなきゃ、と思っていたところにこのラスト。辛い。よくやった、と思ってはいるが、辛いなー。

さくら荘くらいは無事に取り壊しを免れて、ましろもさくら荘に帰ってくるのではあるんだろうけど。凡人が変えられる運命なんてこの程度だよなーという点ではやっぱし辛い。しかし、このアニメはそういった凡人たちが挫折を繰り返しながらも夢を諦めないということが主題になっているのかもしれないなー。

凡人、という観点からは全く異なりますが、声優の夢を諦めたという意味では冒頭に述べましたSKEの秦さんとかAKBの仲谷さんには共通点を感じずにはいられない。声優になりたくて、なれなくて、それでも諦められずにアイドルになって、そして声優の夢へと道が繋がっていく・・・というのは本作品の青山さんにとっても福音となりうる希望ではないでしょうか。その努力決して裏切らない、だよ。

追記

いや今回に限ってはAKBの話をしたいわけではなく。