夏色キセキ 第11話「当たって砕けろ!東京シンデレラツアー」

ユカがあちこち出してたらしいアイドルオーディション、なんと書類審査が通って東京で二次をやるらしい。

振り付けはバッチリ、直前の練習はギャラリーにも好評、自信満々で臨んだはずのユカちゃんですが、会場の空気にすっかり飲まれてしまう。肝心な時にチキンハートかよ、ってユカの愛すべきヘタレさと捉えるのも一面だけど、それだけ「アイドル」という存在がユカにとって本気だってことなんだよね。

いつもお気楽で軽いノリのユカだけど、ほんとにノリだけの子ならオーディションでガチガチになったりしない。ミスして泣いたりしない。4人でアイドルになる目的も、単に自分がいい思いをするために他の3人を巻き込んでるというだけではなかった。ユカにとって、アイドルというのはむしろ4人でいるための手段なのかもしれません。

オーディションでこけたときのユカと、その後スカイツリーを見てこけたときのユカの表情が対象的。いつまでも子供っぽいようでいて、ちゃんと成長してる。

夏海の「行かないで」も泣ける・・・。紗季があまり寂しさを表面に出していないことの苛立ちと、風邪で弱った時に零れる本音。言っても無駄なことは分かってるし、紗季を困らせるだけだってことも多分分かってる。でも、言わずにはいられない。紗季は逆に感情を殺し過ぎて抱え込んじゃうから、この2人の対称性もまたいいんだよなあ。

そして終わらない夏休み。なるほど、ことさらバットエンドその後みたいな話になってたのはそういうことか。アレで終わりじゃあまりにも切ないもんね。来週は、4人が夏休みの終わり=4人の別れを受け入れる話になるんだろうなあ。また泣いちゃうじゃないか。

  • 面接の質問が就活を思い出してヒィってなった。あの子らちゃんと答えてて偉いなー。
  • 「私たちは十分特別なのよ」
  • 劇中歌の作詞秋本康、って秋元康とは別人なんだろうか。意図的な偽名かなあ?