BLOOD-C 第12話「わすれじの」

第一部・完!みたいな。続きは劇場版で!みたいな。

嘘で塗り固められた世界に生まれた真実の愛情。偽物の記憶を植え付けられ、偽物の人格を与えられ、偽物の生活を送り続けた小夜ちゃん。そんな小夜を「かわいい」と言って死んでいった委員長。何がホントで何がウソか、というのはすごく難しい問題だなーと思うと同時に、別に真偽などどうでもよいとも思う。その瞬間に感じた思いこそが全てなのだから。

茶番劇を続けるうちに、人間に対して情がわいてきたらしい小夜。でも、その情さえも七原文人によって与えられたものだからなあ。その辺りの矛盾をどう処理していくのか。しかし、それもまた結局は小夜がどうしたいのか、という話ではあるのですが。