プリティーリズム オーロラドリーム 第28話「頑固オヤジにはちみつキッス」

3人でイチャイチャするシーンはすごくいいのに、それ以外は相変わらずメチャクチャだなあ。
例えば前半のカレー屋レポのシーンとか。あいらはまあ、ドジにしときゃ何とか……という感じではあるんだけど、りずむは単なるバカみたいだし、みおん様は「自分の言葉で」とか言った矢先にカンペ丸読み。ギャグシーンだからって酷すぎじゃないか?

で、みおん様。この子の「筋」がどこにあるかがよく分からんなー。MARsが一番大切ってことなのかな?じゃあ、何でMARsが大切なのかって言えば「スイッチをオンに」してくれるから、ってことなんだよね。スイッチをオンにしてくれた、自分を変えてくれたMARsが大切だというみおんは、自分を変えることで何を求めてるの?

……と、みおんの内面を辿ってみると、ここで止まってしまうんですよね。順当な読みとしては「一番になりたい」もう少し進めて「一番の自分を愛して欲しい」と言ったところだと思うのですが、だとすればメイド服を着るという「手段」にこだわる理由が分からない。

一番になりたいみおんは、人の下で尽くすメイドの制服は着れない。今まではそう思っていた。でもあいら、りずむに会って変わることができた。そのままの自分を愛してくれる二人に出会えた。だから、今はこの絆を一番大切にしたい。そのためならメイド服を着ることも厭わない。

筋の通る解釈としてはこんなところかな?変わることを肯定する話の筋とも合ってるし。

……ただね。俺の好みとしては、「メイドの服を着たくらいで、みおん様の気高さは揺らいだりしない。だから、みおんは変わることを恐れたりしない。」みたいな話だったらよかったなー。ただ、そうするとスイッチオンとかの話とズレてしまうので、本作品の流れにはそぐわない、ということになるのですが。