探偵オペラ ミルキィホームズ 第11話「恐怖のグランドヨコハマ峡谷」

退学になったミルキィホームズ。それぞれがバラバラの道を・・・というか、挫折で抜け殻みたいになってる感じですが、アンリエットさんのピンチに再び一致団結してトイズも復活!というお話。

今まで出会ってきた人たちの協力で、最後の試練に臨む。この展開は意外と盛り上がったなー。分かっていても、3人が身体を張ってシャロを行かせて4人のトイズが復活するまでのシーンは熱かった!


何だろ、4人が探偵になりたい動機というのは今まで全く描かれてなかったこともあって、他の3人が再びミルキィホームズ結成を決めたのはシャロにほだされたからかな・・・と俺は読み取りました。いい子ちゃんすぎるほどいい子ちゃんなシャロ。ミルキィホームズが大好きで、アンリエットさんも大好きで、ただアンリエットさんを助けたかった。そんな純粋で強い思いだからこそ、あの曲者たちをも動かすことができたのかなと。

他の3人は、もちろんアンリエットさんも心配だったけど、トイズのない自分たちが危険を省みず救出に行こうとまで思えたのは、シャロが・・・シャロのいるミルキィホームズが大切だったから。だからこそ「自分たちが負けても、シャロがアンリエットさんを助ければ、"ミルキィホームズの"勝利」だという台詞が出てくる。これは、アンリエットさんを助けると同時にミルキィホームズを守る戦いでもあるんだよね。

そんな仮定のもとに、ちょっと話を飛躍させてみる。本シリーズの鍵である、4人がトイズを失うという話。その必然性を考えるならば、トイズ抜きのミルキィホームズにどんな魅力があるか?を掘り下げるところにあったのかもしれません。それって当たり前かもしれませんが、本編からテーマへちゃんと辿りつけるか?というのは意外と考えてみないと分からなかったりするんですよ。